松永大司監督、TAKAHIRO

『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』のトークイベントが6月15日(金)にポレポレシネマズ いわき小名浜(福島県)で行われ、TAKAHIRO、松永大司監督が登壇した。

ポレポレシネマズ いわき小名浜(福島県いわき市)オープンを記念して行われた今回のトークイベント。福島県は『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』の6つのショートフィルムの1つ、TAKAHIRO主演の「カナリア」の撮影地の1つであり、物語の舞台ともなった場所。イベントには、主演を務めたTAKAHIROと、メガホンを取った松永大司監督が駆け付けた。

雨が降る中で約300名の観客で埋め尽くされ、満員御礼となった今回のイベント。福島県が舞台となった「カナリア」だが、脚本を読んだときの印象を「楽曲を聴いて震災がテーマになるとは予想だにしなかった」と振り返ったTAKAHIRO。また、小竹正人の詩からどのようなイメージを受け取り、作品にどのような想いを込めたかと問われた松永監督は「小竹さんの詩を読んで、脚本を書く前にTAKAHIRO本人に会って“この表現者の魅力をどう引き出せるかな”と考えました。実際にTAKAHIROに会って、テレビで見るのとは違う魅力を感じたので、映画でその魅力を出せたらいいなというのと、自分でも一度書きたかった震災をテーマに脚本を書きました」と語った。

また、役作りについては「監督から見た目に関してのリクエストは何もなかったです。金髪だったので黒髪にしようかと提案もしたのですが、日本中どこにでもいる普通の若者でいてほしいので、TAKAHIROはTAKAHIROのままで。ただEXILE TAKAHIROは抜いてくれと言われました」と監督から難しいリクエストがあったことを明かしたTAKAHIRO。さらに「それ以上に、衣装合わせのときにエチュードを急遽共演した夏帆さんや塚本さんとすることになって、監督からシチュエーションの指示だけもらって3時間。本編よりも号泣してましたね」と初挑戦だったというエチュードでの役づくりの経験を語った。

さらに、セリフの少ない役どころについて「普段歌手として声で表現しているが、今回はセリフも少なく、でもアウトプットしなくてはならなくて、監督の要望に応え、監督と一緒に役を作っていく感じでした。ただただすべてをリセットしてそのままでいてくれということだったので、あとは監督に引き出しを開けていただくという撮影でした」と1月の撮影を振り返った。松永監督は「カナリア」の撮影について「福島県の地域の方々がとても協力してくださって撮影することができました。この映画を観てもらうことに一番意味があると思います」とメッセージを送った。

イベント後には、来場者全員にTAKAHIROと松永監督からのスペシャルプレゼントとして、本作のムビチケが贈られることが告げられ、会場は大盛り上がりで幕を閉じた。

詩と音楽、映像を一つに融合したプロジェクト《-CINEMA FIGHTERS project-》の最新作。小竹正人による6つの詩から生まれた6つの新しい楽曲をEXILE TAKAHIRO、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、GENERATIONS from EXILE TRIBE、JAY’ED & 鷲尾伶菜、DANCE EARTH PARTY、DEEPが歌う。松永大司監督の『カナリア』には、TAKAHIRO、塚本晋也、夏帆、石井裕也監督の『ファンキー』には岩田剛典、麻生久美子、池松壮亮、安藤桃子監督の『アエイオウ』には白濱亜嵐、木下あかり、奥田瑛二、平林勇監督の『Kuu』には石井杏奈、山口乃々華、坂東希、Yuki Saito監督の『Our Birthday』には青柳翔、佐津川愛美、芦名星、岸本司監督の『幻光の果て』には、山下健二郎、加藤雅也、中村映里子と豪華キャストが集結。

松永大司監督、TAKAHIRO

TAKAHIRO

松永大司監督

映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』は2018年6月22日(金)より全国で公開!
配給:LDH PICTURES
©2018 CINEMA FIGHTERS