濱田マリ、岡山天音、波瑠、西島秀俊、深水元基、波多野貴文監督


『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』の公開記念舞台挨拶が10月27日(土)にTOHOシネマズ 日比谷で行われ、波瑠、西島秀俊、岡山天音、深水元基、濱田マリ、波多野貴文監督が登壇した。

約1か月間、熊本にある遊園地「グリーンランド」で撮影を行った本作。撮影から1年が経ち、主演の波瑠は「無事に公開できることって当たり前じゃないんだな」と感慨深げに挨拶した。そんな本作では、撮影中からキャスト同士がとても仲が良かったようで、思い出に残っているシーンを「決められない」と語る波瑠。波多野監督からは、波瑠が濡れるはずのシーンで、相手側だけが濡れて波瑠だけが濡れずに「水の量を増やしてもう一回やりました」と明かされ、会場は笑いに包まれた。

グリーンランドではスタッフになりきったように撮影をしていたというキャストだが、岡山は「実際に働いている方々と顔見知りになっていく」ことが印象的だったといい、当時朝ドラに出演していたことで「『あれってどうなるの?』って聞かれました」とコミュニケーションがあったことを明かしたが、岡山は「『見てくださいね』と苦笑いでしか返せない」と語り、笑いを誘った。

また、波瑠はグリーンランドでは「動物がいっぱいいるところ」が癒されたといい、「ずっといたかった」というほど気に入っていた様子。

舞台挨拶では、キャストたちが思い思いに当時のエピソードを振り返るなど、とても仲が良い様子が窺えた。最後に波瑠は「うれしい気持ちでいっぱいです。楽しく仕事がしたいなと思ってもらえたらうれしい」とメッセージ送った。

ふしぎの国(遊園地)で出会った上司は、“魔法使い”と呼ばれていた―。主人公の不本意に地方の遊園地に配属となった新入社員・波平久瑠美役を波瑠、“魔法使い”と呼ばれる遊園地の伝説的企画マンで、久瑠美の上司・小塚慶彦役を西島秀俊がユーモアたっぷりに演じる。監督は、2016年に「わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた」を手掛けた波多野貴文。脚本には大ヒット映画『ヒロイン失格』の吉田恵里香、原作は多くの作品が映画・ドラマ化されている人気作家・小森陽一の「オズの世界」。全てのがんばるアナタに捧げるカンフル剤エンターテインメントが誕生する。

【取材・写真・文/編集部】

映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』は全国で公開中!
監督:波多野貴文
原作:小森陽一「オズの世界」(集英社文庫刊)
出演:波瑠、西島秀俊、岡山天音、深水元基、戸田昌宏、朝倉えりか、久保酎吉、コング桑田、中村倫也、濱田マリ/橋本愛/柄本明
配給:HIGH BROW CINEMA、ファントム・フィルム
©小森陽一/集英社 ©2018 映画「オズランド」製作委員会