川村泰祐監督、成海璃子、清原果耶、横浜流星、飯島寛騎、財前直見


『愛唄 ー約束のナクヒトー』の完成披露上映会が12月10日(月)に丸の内TOEIで行われ、横浜流星、清原果耶、飯島寛騎、成海璃子、財前直見、川村泰祐監督が登壇した。

横浜が「みなさんがどういった反応をするのかが楽しみ」、清原が「人生観が変わったような作品」、飯島が「ようやくこの日が来た」とそれぞれが本作にかける思いを語って始まった舞台挨拶。主人公・トオルを演じた横浜は「『キセイ -あの日のソビトー』でご一緒した方々とご一緒できるのは幸せ」と昨年公開された同作のスタッフが再集結した本作への思いを明かし、さらに「脚本をGReeeeNさんが描いているので、伝えたいことを僕たちが伝えなければいけないプレッシャーを感じました」と振り返った。

運命の少女であり、天才詩人という役どころを演じた清原は、本作の脚本を「純粋に感動した」と明かし、その難しい役どころについては「いろんな人に与える影響の大きさを自覚して、そのうえでいかに寄り添えるかを気を付けた」と振り返った。劇中では弾き語りのシーンもあるという飯島は、「1か月半から2か月で覚えなきゃいけない」と、初めて触るギターに苦戦する場面もあったようだが、「ああいう時期があったから演じられた」と役作りの一環にもなっていたことを明かした。

本作で横浜と初共演した成海は「本当に好青年」とべた褒めで、深夜の撮影で眠気が襲ってきていることを察した成海は「マジカルバナナとか懐かしいゲームをやった(笑)」と明かすなど、チームワークの良さを窺わせた。また、財前も横浜、清原、飯島に対して「3人が本当にかわいい。本当に青春しているんだなというのが伝わってくる」と大絶賛した。

ここで、まもなく終わる2018年を振り返り、漢字一文字を披露することになり、「音」と書いた飯島は「音のメッセージ性を知ることができた」と本作の影響を明かし、「学」と書いた清原は「役作りの仕方とか、現場での過ごし方をたくさん学んだ」と振り返った。そんな16歳の高校生である清原に、飯島は「5歳上ですけど見習わなきゃ」とコメント。さらに「僕より全然大人なので悔しい」と明かすと、横浜も「落ち着いてるし、しっかりしてるし、逆に心配になっちゃうくらい。でも撮影に入り、彼女のふとした笑顔が見れたりすると年相応だなと安心する」と語った。

また、「縁」を挙げた横浜は、GReeeeNのJINによるプロデュースでアーティストデビューするなど関係性があったといい、「来年も人との出会いを大切にしたい」と決意を新たにした。最後に横浜は「みなさんに少しでもメッセージが届けばいいなと思っています」とメッセージを送った。

2017年に大ヒットを記録した『キセキ -あの日のソビト-』のキャスト・スタッフが再び集結し、実話エピソードを基に、名曲「愛唄」を映画化した本作。本作はGReeeeNがかつて同名タイトルの楽曲を作った時と同じ想いを持って、脚本として参加し、今の時代に伝えるべきメッセージを込めて新たに映像化。彼らのかつての実体験から着想を得て作られた恋の青春物語。恋をすることを恐れていた主人公・野宮透役を横浜流星、ヒロインの運命の少女・伊藤凪役を清原果耶が演じる。

【取材・写真・文/編集部】

映画『愛唄 ー約束のナクヒトー』は2019年1月25日(金)より全国で公開!
監督:川村泰祐
出演:横浜流星、清原果耶、飯島寛騎、中村ゆり、野間口徹/成海璃子/中山美穂(特別出演)、清水葉月、二階堂智、渡部秀、西銘駿、奥野瑛太、富田靖子、財前直見
配給:東映
©2018「愛唄」製作委員会