WOWOWドラマ「東京二十三区女」のトークイベントが4月5日(金)に都内で行われ、島崎遥香、岡山天音、長江俊和監督が登壇した。

東京23区を舞台に、伝承される恐ろしい物語や、隠された歴史、悲しい過去などをテーマに実在する恐怖スポットに足を踏み入れていく本作。今回行われたイベントには、全6話を通じて出演するフリーライター・璃々子役の島崎と、璃々子とともにめぐる民俗学講師で、璃々子の先輩でもある島野仁役の岡山天音、そして本作の原作・脚本・監督を務めた長江俊和が登壇した。

もともと小説として書き上げた原作をドラマ化した長江監督だが、「どうしてもそこでロケをしたいと言って、スタッフに何とか頑張ってもらった」と実在のスポットでの撮影を行ったことを明かし、そんな撮影について島崎も「撮影中に何か起こるんじゃないかと思って怖かった」と振り返った。実在のスポットということで、「撮影中にも実際に来ている方がいらっしゃった」というほどのリアリティある撮影だったが、3人はそろって「霊感はない」と明かし、会場の笑いを誘った。

中継の視聴者から“幽霊を見たことがありますか?”という質問が寄せられ、これに岡山は「いろんな話を聞くので、僕は信じています」と霊感はないながらも信じてはいることを明かし、「よく憑いているとは言われます。自覚は全然ないんですけど、お祓いしてもらうと運気が上がったりするんですよね。だからいるのかな」と明かし、これに会場は大爆笑となった。また、島崎も「お祓いとか、昔から続いているということはあるのかなと思う」と語った。

また、“怖かったエピソード”について聞かれた島崎は撮影時に宿泊したホテルでの出来事として、「上の階の足音がうるさいと思って、次の日にマネージャーさんに行ったら『最上階だよ』って言われて、後でゾッとしました」と明かし、これには会場からも驚きの声が上がった。

さらに、“一番恐れているものは?”という質問に「孤独」と答えた岡山は「好きで一人で過ごすことが多いんですけど、いつまで一人なんだろうなって」としんみり語ったが、続く島崎は「ジェットコースター」と答え、その理由について「好きな人ってなんで好きなのかなと。自ら落ちるんですよ!苦手です。(乗ったことは)ありますけど、中が揺れませんか?内臓が出ちゃいそう・・・」と必死に語り、これに会場は笑いに包まれた。

最後に岡山は「当たり前に過ごしている生活の中で接することにふと疑ってみたくなるような、エッジの効いた新しい作品になっています」、島崎は「5話までに気づかなかったことに6話で気づくことになるのかな。全話見てもらえれば」と本作をアピールした。

大都市・東京の裏側には、数多くの恐怖の物語が秘められている。そんな恐ろしくも哀しい物語をテーマにしたホラーミステリードラマ「東京二十三区女」は、全6話のオムニバスドラマとして、各話の主人公が東京に実在する恐怖スポットへと足を踏み入れていく。そこには恐ろしい物語、隠された歴史、人間の哀しい過去が存在した。その封印が解かれたとき、見る者は想像を絶する恐怖を目の当たりにする。全話に登場するフリーライターの璃々子(島崎遥香)が、「渋谷川の暗渠」「夢の島」「東池袋中央公園」「お台場」「縁切榎」「鈴ヶ森刑場跡」といった物語が秘められた場所を巡るミステリー仕立てで展開。彼女が足を踏み入れる東京の身近な場所に存在する怪異がリアルな恐怖を植え付ける。

【取材・写真・文/編集部】

ドラマ「東京二十三区女」は2019年4月12日(金)よりWOWOWプライムにて放送!
毎週金曜日24:00より放送(全6話)※第1話無料放送
監督・脚本:長江俊和
出演:倉科カナ、船さらら、田マサノブ/佐野史郎(第1話)
安達祐実、上村歩未、クノ真季子/長谷川朝晴、鈴木砂羽(第2話)
桜庭ななみ、藤原季節/小日向文世(第3話)
壇蜜、大西信満/竹中直人(第4話)
中山美穂、マフィア梶田、浅川悠/小木茂光(第5話)
島崎遥香、白洲迅、山崎真実、藤木由貴/岡山天音(第6話)