森山未來主演の日本・カザフスタン合作映画『オルジャスの白い馬』が10月3日に開幕する第24回釜山国際映画祭のオープニング作品として上映されることが決定した。

本作は、カザフスタンの大草原を舞台に、突然父を亡くしてしまった少年オルジャスと、その前に突然現れた不器用だが正義感の強い男カイラートとのふれあいを描くヒューマンドラマ。主演を務めるのは、若手実力派俳優・森山未來と、『アイカ(原題)』で2018年カンヌ国際映画祭最優秀主演女優賞に輝いたサマル・イェスリャーモワ。森山にとって初の海外主演作となる本作で、全編カザフ語で演じ乗馬もこなす熱演を披露、愛する人に真実を語れない不器用な男を演じている。監督・脚本は、竹葉リサとエルラン・ヌルムハンベトフが共同で担当し、オール・カザフスタンロケを敢行した。

今回、本作が10月3日[現地時間]に開幕する第24回釜山国際映画祭のオープニング作品として上映されることが決定した。釜山国際映画祭での上映がワールドプレミアとなる。例年、同映画祭で世界各国から集まった数百本もの映画が上映される中で、日本が製作に関わった作品がオープニング作品に選出されたのは2003年の第8回以来16年ぶり。約20万人が訪れているアジア最大級の映画祭で、韓国映画100周年という大きな節目でもある今年、映画祭の目玉ともいえるオープニング作品という重責を担うことになる。

森山未來(カイラート役)コメント

あらゆる文化が交差する、ユーラシア大陸のへそ。
そんなカザフスタンに横たわる力強い大地に、東アジアの端からささやかな風が吹き抜けるようにこの作品に携わっていた気がします。
才能溢れ、気さくで温かいスタッフ、キャストのみなさんと同じ時間を過ごせたことは僕の財産になりました。
釜山映画祭であの空気感を観客のみなさまに体感していただけることを、心より嬉しく思います。

ストーリー

少年の心に吹き込んだ、疾風のような出会い。夏の牧草地、草の匂いが混じった乾いた風、馬のいななく声。広大な空に抱かれた草原の小さな家に、少年オルジャスは家族とともに住んでいる。ある日、馬飼いの父親が、市場に行ったきり戻らない。雷鳴が轟く夕刻に警察が母を呼び出す。不穏な空気とともに一家の日常は急展開を迎える。時を同じくして、一人の男が家を訪ねてくる・・・。

映画『オルジャスの白い馬』は2020年1月18日(土)より新宿シネマカリテほか全国で公開!
監督・脚本:竹葉リサ、エルラン・ヌルムハンベトフ
出演:森山未來、サマル・イェスリャーモワ、マディ・メナイダロフ、ドゥリガ・アクモルダ
配給:エイベックス・ピクチャーズ
©『オルジャスの白い馬』製作委員会