ウェス・アンダーソン監督


ウェス・アンダーソン監督最新作『The French Dispatch(原題)』がFOXサーチライト・ピクチャーズにて全世界で配給されることが決定した。

昨年公開された『犬ヶ島』(2018)では、日本を舞台に失踪した愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険を、日本への絶大な愛とリスペスト、そして誰もが知る独自の世界観を交えながら、得意のストップモーション・アニメーションで見事に映像化し、日本中から大絶賛を受けたことも記憶に新しいウェス・アンダーソン監督。同作では、吹替え声優には錚々たるハリウッドスターに加え、RADWIMPS・野田洋次郎、村上虹郎、渡辺謙、夏木マリといった日本を代表する多彩なキャストを起用したことでも話題を呼んだ。

最新作の『The French Dispatch(原題)』は、20世紀フランスの架空の街にある米国新聞社の支局で活躍するジャーナリストたちに贈る“ラブレター”。架空の新聞社「The French Dispatch」誌上で出版されるストーリー群に命を吹き込んでいる。出演は、ベニチオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライトといった注目の名優の初参加に加え、レア・セドゥ、マチュー・アマルリックらフランス勢、さらにフランシス・マクドーマンド、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントンらオスカー受賞の常連組、オーウェン・ウィルソン、ビル・マーレイといったウェス作品“超”常連が集結。まさにウェス・アンダーソン作品以外ではコラボレーションの想像がつかない超豪華キャストの共演が実現した。

ウェス・アンダーソンが、FOXサーチライトとタッグを組むのは、『ダージリン急行』(2007)、『ファンタスティック・Mr.FOX』(2010)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)、『犬ヶ島』(2018)に続き、5度目となる。

FOXサーチライト・ピクチャーズ共同会長のスティーヴ・ギルラとナンシー・アトリーは「私たちは比類なき、完全にオリジナルな、ウェス・アンダーソンの世界に舞い戻れることに興奮しています。これまでのウェスと我々のコラボレーションは常に特別な体験でした。私たちは『The French Dispatch』でウェスとインディアン・ペイントブラシ(製作会社)と再び仕事できることに感激しています」とコメントを寄せており、本作のプロデューサーのスティーブン・レイルズは「ウェスと全製作チームは我々のパートナーであるFOXサーチライトと再び手を組むことを嬉しく思っています。観客に『The French Dispatch』をお届けするのが楽しみです。」と語っている。

本作『The French Dispatch(原題)』は2020年の公開を予定している。