『ぼくらの7日間戦争』の完成報告会見が11月20日(水)に都内で行われ、北村匠海、芳根京子、鈴木達央、村野佑太監督が登壇した。

今回のイベント開始では、W主演を努めた鈴原守役の北村匠海、千代野綾役の芳根京子、劇中でふたりのクラスメイトの緒方壮馬役を演じた声優・鈴木達央、そして村野佑太監督が登壇。子どもたちが古い石炭工場を秘密基地に、大人から離れて1週間のバースデーキャンプを過ごす、という物語にちなんで、まるで映画の中に入り込んだような廃工場風のスタジオで行われた。

冒頭では「この作品が完成したことをお伝えできることをうれしく思います」と挨拶した北村、芳根は「この作品を通して、また青春を体験することができました。キラキラした姿が届いたらいいなと思います」と本作への思いを語った2人だが、今回イベントが行われた廃工場風のスタジオを見渡し、「ワクワクしますね。(自身が演じた)彼らも映画の中でこんな気持ちだったんだと実感しています」と演じたキャラクターを追体験している様子。芳根も「世界観に自分が飛び込めた幹事でうれしい」と笑顔を見せた。

収録は揃って行われたといい、これについてすずきは「メインメンバーが集まって録れることはなかなかない」と語り、北村は「何から何まで教えていただいたのは鈴木さんでした」と感謝の気持ちを語った。また芳根については「声が素敵で芯がある感じがします」と語り、お互いに「支えあいながら」収録を行ったことを明かした。芳根も「普段の現場とは違う」という中でも、村野監督らからのサポートを受けながら収録を受けたことを明かし、「2日間で録ったんですけど、私の中で“2日間戦争”だと思って録りました」とコメントし、会場を沸かせた。

最後に鈴木は「我々の積み上げた青春の一ページを見ていただければ」、芳根は「『ぼくらの7日間戦争』を知っている方も、初めて触れる方もたくさんの方に楽しんでいただける作品です。ぜひ見に来てください」、北村は「小学生のころに(原作に)出会って、もやもやした気持ちを代弁した(作品)と思っていた。そのアニメーション映画に出させていただいているのはありがたい話で、あの時小学生だった僕に勇気を与えてくれたように、学生のみなさんや、もやもやしている10台のみんなに届けばいいなと、そして語り継いでもらえたらいいなと思っています」と本作をアピールした。

30年以上にわたって多くの読者をとりこにしてきた累計発行部数2,000万部を超える「ぼくら」シリーズ第1作「ぼくらの七日間戦争」を原作とした本作。宮沢りえ主演の実写映画「ぼくらの七日間戦争」で、親や教師からの管理教育に反抗し、廃工場に立てこもって大人たちをやっつけた少年少女たちの“七日間戦争”から30年ほどの時が流れた2020年が舞台となり、原作のスピリットを受け継いだ新たなストーリーがアニメーション映像によって展開される。北村匠海と芳根京子が初共演でW主演。さらに実写版『ぼくらの七日間戦争』で女優デビュー&初主演を飾った宮沢りえが、“2020年の中山ひとみ”役として登場する。

【写真・文/編集部】

映画『ぼくらの7日間戦争』は2019年12月13日(金)より全国で公開!
監督:村野佑太
原作:宗田理「ぼくらの七日間戦争」(角川つばさ文庫・角川文庫/KADOKAWA刊)
声の出演:北村匠海、芳根京子/宮沢りえ(特別出演)/潘めぐみ、鈴木達央、大塚剛央、道井悠、小市眞琴、櫻井孝宏
配給:ギャガ、KADOKAWA
©2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会