『記憶屋 あなたを忘れない』の公開記念舞台挨拶が1月18日(土)に丸の内ピカデリーで行われ、山田涼介(Hey! Say! JUMP)、芳根京子、佐々木蔵之介、蓮佛美沙子、平川雄一朗監督が登壇した。

公開にあたって、今の気持ちを問われた山田は「映画って公開までに時間がかかるので、その時間をワクワクしながらドキドキしながら待っているんですけど、撮影されてから映画が公開されるまで約1年、制作すると決まったときから考えると2年なんですけど。いよいよ観ていただけるということなので、今は嬉しい気持ちが強いです」と振り返り、客席を見渡し「(映画を観て)泣いてくれた方もいるのかな?」と笑みを浮かべた。

芳根は「映画が公開される前になるとすごいソワソワするので、ちょっと怖さもありながら。でも子離れする寂しさも。でも、楽しみという気持ちが一番だったかな!」と話し「昨日からSNSでどうかな?と思って検索しているんですけど、いいことが書いてあるので嬉しく思います」と胸をなでおろした。

本作のサブタイトル「あなたを忘れない」にちなんで、忘れられない人・忘れられない言葉についてお題が出された。佐々木はこの問いかけに「僕は20年前くらいに東京に来たんですよ。それまでは関西で舞台しかやっていなくて。初めてのドラマの撮影でお兄さんの役をやったとき、(撮影が)終わって帰りのタクシーの中でマネージャーに“僕、映像向いてないのでもうやりません。できません”と言ったときに、いや、イケルと思うよ向いていると思うよ。と言われまして。それをすごく覚えているんですけど」と振り返るも「でも、マネージャーそれ言ったこと一切覚えてないです。そんなもんなんです(笑)」と笑いを誘った。

芳根は「母に言われた言葉で“昨日には感謝・今日には情熱・明日には希望”という言葉を貰ったんです。すごく素敵な言葉だなと思ったら、いつも通る床屋さんの前のホワイトボードに書いてあったと言われて。でも深く納得しました」と胸の内を明かした。

山田は「ジュニア時代にいきなりジャニーさんから電話がかかってきて“YOUのこともう嫌いだよ!”と言われて、なんのことだろうと思いながら、理由を聞いたら僕は関係ないことだったんですけど。なんで僕関係ないのに嫌われているんだろうと思いながら、ジュニアだったのできっともう残れないだろうな、社長に嫌われちゃったし」と一度は落胆したようだが「数年経って、ソロで舞台で踊らせてもらえる機会があって。その公演後に僕の楽屋にジャニーさんが走ってきて、僕のことを抱きしめて“YOU最高だよ!”って言ったんですよ。その時は、この人訳わかんないなと思いましたけど、それがジャニーさんなんだなと。その時々を生きているというか。その記憶が忘れられないですね」と振り返った。

平川監督からキャストへ感謝の気持ちが読まれると、芳根は「撮影を振り返ると、正直辛かったです。でも、その辛さがあるからちょっとの自信を持って今ここに立てているんだろうなと思います」と明かし「監督がもっともっと!って求めてくださることが、すごく負けず嫌いの私としては“絶対この監督に芳根でよかったって思われたい”と思ったし、それが私としては辛かったけど感謝しています。本当にありがとうございました」と一礼した。

最後に山田は「この作品は温かい作品になっていまして、人と人との繋がりの大切さを再確認させてもらえる映画かなと思っています。どの世代の方にも感動していただける作品が出来上がったなと思っていますので、これからも皆さんの手でこの記憶屋という作品を育てていただけると嬉しく思います」とイベントを締めくくった。

シリーズ累計50万部を超える織守きょうやの小説「記憶屋」を実写映画化した『記憶屋あなたを忘れない』。大学生の遼一は、年上の恋人・杏子にプロポーズをするが、数日後に再会した杏子は遼一の記憶だけを失っていた。杏子の記憶を取り戻そうとする中で、遼一は“記憶屋”の存在に行きつく。都市伝説だと思われていた記憶屋の足取りをたどる中で出会う、人々との“想い”と“絆”。遼一がたどり着いた、あまりにも切ない衝撃的な答えとは―。恋人の記憶を取り戻すため記憶屋探しに奔走する大学生・遼一をHey! Say! JUMPの山田涼介、遼一の幼馴染・真希を芳根京子、遼一の記憶だけを失ってしまった恋人・杏子を蓮佛美沙子、遼一と共に記憶屋探しをする弁護士・高原を佐々木蔵之介が演じる。

【写真・文/蔭山勝也】

映画『記憶屋 あなたを忘れない』は2020年1月17日(金)より全国で公開!
監督:平川雄一朗
原作:織守きょうや「記憶屋」(角川ホラー文庫刊)
出演:山田涼介、芳根京子、泉里香、櫻井淳子、戸田菜穂、ブラザートム、濱田龍臣、佐生雪、須藤理彩/杉本哲太、佐々木すみ江、田中泯、蓮佛美沙子、佐々木蔵之介
配給:松竹