夢と家族の狭間でもがく彼女の歌声にきっと涙する―『ワイルド・ローズ』の予告編が解禁された。

新進気鋭の女優、ジェシー・バックリーがその歌声を披露し、世界中のインディペンデント映画賞で作品賞・主演女優賞を受賞した本作。Rotten Tomatoesでは93%FRESHと高評価を獲得。実在の人物をモデルに生まれた本作で、全曲を自ら歌う主演に挑むのは、『ジュディ 虹の彼方に』(19)でのロザリン役で好演が光った英国の新鋭ジェシー・バックリー。母親役には、『リトル・ダンサー』(00)でアカデミー助演女優賞にノミネートされたジュリー・ウォルターズ。不器用な生き方しかできない主人公ローズ=リン・ハーラン。家族と葛藤しながらも支えられ、一度はあきらめたスター歌手になるという夢、自分らしいやり方で懸命にかなえようとする姿を、ジェシー・バックリーが圧巻の歌唱力と卓越した演技力で魅了する。

今回解禁された予告編の後半でローズが歌うのは、本策の主題歌「GLAWGOW」。アカデミー賞ショートリストにも残り、賞レースで音楽賞を席巻したこの楽曲は、実際にジェシー・バックリー本人が歌唱を担当。英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式の会場でも歌い上げ、イギリスを代表するアーティストのアデルも、その歌声に喝采を贈った。

劇中、ライブシーンなどで披露される数々の歌もジェシー・バックリーが歌い、この彼女の素晴らしい歌声は学生時代を過ごした音楽学校で鍛えられたもの。「ジェシーの歌を聴いて、すぐに皆『まさにこれがローズの歌だ』と言いました。その歌は映画の本質を捉えていました。ローズができる限り人生を進み、最後には本当の自分のルーツから逃げられない、と悟るこの映画の場面そのものの瞬間でした。映画の物語を歌の中に見事に表現していました」とジェシーの歌を聴いたときのことをトム・ハーパー監督は振り返り称賛する。

予告編

映画『ワイルド・ローズ』は2020年6月26日(金)より全国で公開!
監督:トム・ハーパー
出演:ジェシー・バックリー、ソフィー・オコネドー、ジュリー・ウォルターズ
配給:ショウゲート
©Three Chords Production Ltd/The British Film Institute 2018