ブラムハウス・プロダクションズが贈る狂気のサイコ・サスペンス『透明人間』の本編映像が解禁された。

ユニバーサルのクラシック・キャラクターにインスパイアされ、最先端の技術で恐怖と狂気に満ちた「透明人間」を描く本作。『ゲット・アウト』、『アス』などの製作でハリウッドのホラー映画を牽引するブラムハウス・プロダクションズと『ソウ』シリーズの生みの親リー・ワネルが監督、脚本、製作総指揮を手掛けた。主演は「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」でゴールデン・グローブ賞主演女優賞、エミー賞主演女優賞受賞のエリザベス・モス。狂気の演技で、これまでのイメージを一新しサスペンスフルに「透明人間」を描く。

今回、主人公セシリアが絶体絶命のピンチに陥る本編映像が解禁された。必要以上の束縛とモラハラ気質の元カレから逃げ出し、幼なじみのジェームズとその娘シドニーの住まいに匿ってもらいながら過ごしていたエリザベス・モス演じるセシリア。元カレが自殺し、ついにトラウマから解放されていくのかと思いきや、今度は“見えない何かの存在”に追われるようになってしまう・・・。

今回解禁された本編映像は、そんな状態で精神的に参ってしまったセシリアに、シドニーが「いま必要なのは、パパを追い出して、女同士で楽しくケーキ食べよ」と優しく女子会のお誘いをする様子から始まる。セシリアにも救いの手が差し伸べられたとほっこりしたのも束の間、シドニーが少しかがんだ絶妙なタイミングで、見えない何かがシドニーの身体を大きく突き飛ばしてしまう。怯えて泣き叫ぶシドニーと、別の部屋から駆け付けたジェームズに、セシリアは「私じゃない!あいつが!」と自分の身の潔白と透明人間の存在を訴えるが信じてもらえず、絶体絶命の状況へと陥ってしまう・・・。味方を失い、孤独になってしまったセシリアが一体どうやって見えない敵に立ち向かっていくのか―。

本作では、元カレのトラウマと透明人間の存在によって確実に精神を追い詰められながらも少しずつその逆境を自分のものにし、立ち上がっていくセシリアの姿がエリザベス・モスの身体を張った演技で力強く描かれていく。アップデート版の透明人間を制作するにあたり、あえて透明人間の被害者である女性を主人公として描くことを思いついたリー・ワネル監督は「本作のストーリーを決める時、ほぼ完全なストーリーが浮かんだし、これしかないと感じた。脚本を改めて読み返した時、セシリアのように、被害に遭いながら誰にも信じてもらえない女性の話が多く存在することにも改めて気付いたんだ」と現代の女性が共感できる要素が込められていることを明かしている。

また、演じたモスも「セシリアと同じような経験をしている女性たちに声を上げる強さを与えてくれることを望んでいるわ。今の社会では女性のエンパワーメントが掲げられているし、女性として私たちは声を上げている世代だけど、抑圧的な関係から抜け出せない女性に対して批判的な態度を取ってしまうこともある。女性に対して”時には弱くてもいい”と示すことが大事だと思うの」とコメントを寄せている。

本編映像

映画『透明人間』は全国で公開中!
監督:リー・ワネル
出演:エリザベス・モス、オルディス・ホッジ、 ストーム・リード
配給:東宝東和
© 2020 Universal Pictures