chelmico


現代の女性の揺れ動く心情にフォーカスしたヒューマンドラマ『Daughters』に音楽を提供するアーティスト13組が発表された。

舞台は東京・中目黒。ルームシェアを送る2人の女性を主人公に、妊娠そしてシングルマザーとして出産するという人生の決断を通して、友情、仕事、家族、過去への固執と現実など、現代の女性の揺れ動く心情にフォーカスしたヒューマンドラマ。脚本・監督を務めるのは、本作が初の長編作品となるファッションイベント演出家・映像作家の津田肇。そして、『犬鳴村』のヒットが記憶に新しい三吉彩花、『燃えよ剣』、『461個のおべんとう』の公開を控える阿部純子の2人がW主演し、仕事も遊びも充実した毎日を送る27歳の親友同士を瑞々しく演じる。

今回、東京の音楽、ファッション、カルチャーシーンを横断する豪華アーティストがズラリ勢揃いした主題歌chelmicoを含む総勢13組が発表された。目黒川沿いのマンションに暮らす友人同士の生活を、美しく移ろう東京の四季の風景とともに描いた映画『Daughters』。津田肇監督が、企画の初期段階から抱いていた音楽への構想は「現在、東京で活動するアーティストによる楽曲で揃えたい」ということ。 音楽プロデューサーを務める芳賀仁志(津田監督の元ルームメイト!)と、音楽の使用箇所やアーティストの選定について議論が行われた結果、何かの音楽イベントだと勘違いしそうなくらい、まさに東京の音楽・カルチャー・ファッションのシーンを横断するアーティストたち総勢13組のアーティストたちが参加する。

先日解禁された主題歌を務めるのはchelmico。まさしく東京で暮らし、活動するガールズラップデュオであり、今作の主人公である小春と彩乃のイメージともぴったり重なる2人。主題歌「GREEN」は脚本や、監督から伝えられた映画の詳細を元にして書き下した。キーとなる“主人公たちの変化”を描写するシーンではjan and naomiがメロウでシネマティックなサウンドを響かせ、主人公たちのこれまでのルームシェア生活をなぞっていくシーンは、Opus Innがミニマルなビートの上にノスタルジックなメロディを歌った。早朝の築地の街を2人が駆けるシーンで流れるThe fin.の「Through The Deep」は、予告編でも使用されており印象的。

トラックメイカー陣も非常に豪華なラインナップとなっており、世界的に活躍するSeiho、今作のためにコラボレーションが実現したMONJOEとHiroaki OBA、ビートメイカーTOSHIKI HAYASHI(%C)、そして本編中のアンビエントサウンドを数多く手掛けたUtaeが参加している。

そのほか、YONA YONA WEEKENDERS、Emerald、野井雄飛、Double Worksなどが作品の随所で印象的なスコアを響かせている。アーティストのSNSでは、使用楽曲の一部を本作の映像とともに楽しむことが出来るスペシャルクリップも展開されているので注目だ。

chelmico・Rachel コメント

どのシーンで一時停止をしてもカッコいいっていうのがわたしの好きな映画を構成する要素の一つなんですけど、この映画もまさしくそういった映画でした。そして、ついついカッコいい映像に見惚れてしまうけど内容が本当に鮮明で。ただ綺麗ってだけじゃない。生き方がちゃんと現代にアップデートされているところに非常に感銘を受けました。私もこうしなきゃ、ああしなきゃって固定観念で動きそうになるけどそうじゃなくて、この2人のように目の前のことにひたむきに、日常を送っていけたらいいなと思いました。
おーい!小春!彩乃!あなたたち、本当に素敵よ〜!!

chelmico・Mamiko コメント

とても特別な関係の2人の生活が変わっていく不安と、歩み寄っていく姿は妙にリアルで強さを感じました。春夏秋冬で景色が変わっていく映像が綺麗でずっと見ていたかったです。エンディングで自分の曲が流れて不思議な気持ちになりました。

映画『Daughters』は2020年9月18日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開!
脚本・監督:津田肇
出演:三吉彩花、阿部純子、黒谷友香、大方斐紗子、鶴見辰吾、大塚寧々
配給:イオンエンターテイメント・Atemo
©「Daughters」製作委員会