第33回東京国際映画祭「特別招待作品」部門上映作品『水上のフライト』の舞台挨拶が11月4日(水)にEXシアター六本木で行われ、中条あやみ、小澤征悦、兼重淳監督、スポーツ庁長官の室伏広治が登壇した。

日本公開前の最新作をプレミア上映する、大作や話題作が揃う「特別招待作品」部門。『水上のフライト』は、『超高速!参勤交代』シリーズ等数多くの大ヒット作の脚本を手掛ける土橋章宏が、実在するパラカヌー日本代表選手・瀬立モニカさんとの交流を通じ、作り上げたオリジナルストーリー。土橋が自ら描きたいと熱望し、企画・脚本をTSUTAYA CREATORS’ PROGRAMに応募し、審査員特別賞を受賞して映画化。主人公・遥には、若い女性から絶大な人気を誇る中条あやみを迎え、遥を裏方で支える仲間・颯太役に杉野遥亮、心配しながらも温かいまなざしで包み込む母・郁子役に大塚寧々、父親代わりに厳しく熱く導いていくコーチの宮本役に小澤征悦ら俳優陣が集結。観る者の心の奥底に届く、一人の女性の成長を描くヒューマンドラマが誕生した。

劇中では競技用カヌーに挑戦した中条は「自分の力でしっかり漕いで、その臨場感がスクリーンに映るといいなと思い、練習していたので、全部自分でできてよかった」と笑顔を見せたが、小澤は「自分たちが乗っていたカヌーと中条さんたちが乗っていたカヌーは全然違う。一度乗せてもらったんですけど、手を離した瞬間に落ちました」とその難しさを明かした。

イベントにはハンマー投げで金メダルを受賞しているスポーツ庁長官の室伏も登壇し、中条に「これまでやっていたんじゃないかというくらいバランスがいい。ハイジャンプのシーンも、ハイジャンパーみたいだと思いました」と称賛し、これに中条は「その言葉をいただけただけでも、この映画は金メダルですね」と笑顔で答えた。

また、自身がスランプに陥った時に自らを鼓舞する方法を聞かれた中条は「日記に出来事を書くようにしています。あとから見返した時に、この時にこんな出来事があったから、いまの自分があるんだと思えたり、このときはすごく悩んでいただけど今思えば小さい悩みだったなとか思い出になると思うので、強くなるための経験だと思って書くようにしています」と明かした。

【写真・文/編集部】

映画『水上のフライト』は2020年11月13日(金)より全国で公開!
監督:兼重淳
出演:中条あやみ/杉野遥亮、高月彩良、冨手麻妙/大塚寧々/小澤征悦
配給:KADOKAWA
©2020 映画「水上のフライト」製作委員会

第33回東京国際映画祭は2020年10月31日(土)~11月9日(月)に六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催!
©2020 TIFF