『水上のフライト』の初日舞台挨拶が11月13日(金)に新宿バルト9で行われ、中条あやみ、杉野遥亮、小澤征悦、脚本を担当した土橋章宏、兼重淳監督が登壇した。

本作は、『超高速!参勤交代』シリーズ等数多くの大ヒット作の脚本を手掛ける土橋章宏が、実在するパラカヌー日本代表選手・瀬立モニカさんとの交流を通じ、作り上げたオリジナルストーリー。主人公・遥に中条あやみを迎え、遥を裏方で支える仲間・颯太役に杉野遥亮、心配しながらも温かいまなざしで包み込む母・郁子役に大塚寧々、父親代わりに厳しく熱く導いていくコーチの宮本役に小澤征悦ら俳優陣が集結。さらに、『キセキ ―あの日のソビト―』の兼重淳を監督に迎え、豪華なタッグが実現。観る者の心の奥底に届く、一人の女性の成長を描くヒューマンドラマが誕生した。

6月12日に公開を予定していたものの新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開が延期されていた本作。先日は第33回東京国際映画祭に出品され、舞台挨拶にも登壇していた主演の中条は「胸がいっぱいです」と満面の笑みを浮かべた。

中条は本作で競技用カヌーに挑戦しているが、そのことについて「胸が打たれた」と振り返る杉野。その杉野はアクリルパネルがついたマイクを顔に近づけて持ってしまうことが多く、小澤から「ずっとかぶってるから!(笑)」とツッコミが入るなど、イベントは終始和気あいあいとしたムードで行われた。

本作のおススメシーンについて、中条は「(中条演じる)遥を杉野くんが、ダイブして助けに来てくれる。(作品を観て)こんなにかっこいい顔で助けに来てくれてるんだ」と救出シーンを挙げたが、杉野自身は「小澤さんが一人で助けられてて、僕は隣で泳いでました。飛び込んだだけ」と明かすと、「言わないでくださいよー!(笑)」と中条は笑いを抑えきれない様子だった。

また、劇中での中条演じる遥と、杉野演じる颯太の今後について、杉野は「僕だったら恋してると思います」とコメントすると、それを聞いた中条は「なんか恥ずかしいね(笑)」と笑い、小澤からは「役柄の話してるんだからね!」とツッコミが入り、中条は「願望です」と答え、会場を沸かせる場面もあった。

続けて、“自身のライバルは?”という質問に「僕は自分です。今日は俺に勝てるかなって」と答えると、小澤から「“俺は勝つ”って言ってみなよ」と言われ、杉野は「俺は勝つ!・・・いやもう恥ずかしくてたまらない・・・」と照れ笑いを浮かべた。

最後に中条は「この映画を観て何か感じてもらえる部分があると思います。少しでも笑顔になってもらえると嬉しいです」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

映画『水上のフライト』は全国で公開中!
監督:兼重淳
出演:中条あやみ/杉野遥亮、高月彩良、冨手麻妙/大塚寧々/小澤征悦
配給:KADOKAWA
©2020 映画「水上のフライト」製作委員会