青春恋愛小説の金字塔を劇場アニメ化した『ジョゼと虎と魚たち』の本編映像を使用したEveによる主題歌「蒼のワルツ」のMusic Videoが公開され、併せて映画監督・樋口真嗣や作家・冲方丁らから絶賛コメントが到着した。

芥川賞作家・田辺聖子の代表作「ジョゼと虎と魚たち」(角川文庫刊)。2003年に妻夫木聡、池脇千鶴主演で実写映画化され、高評価を得て話題を集めた。時代が変わっても色褪せることなく愛され続けている本作を劇場アニメ化。監督は『おおかみこどもの雨と雪』助監督や、『ノラガミ』シリーズの監督を務めたタムラコータローが満を持してアニメ映画初監督を務める。『ストロボ・エッジ』の桑村さや香が脚本を、『妖狐×僕SS』『クジラの子らは砂上に歌う』の飯塚晴子がキャラクターデザインを手掛け、アニメーション制作はボンズが担当。趣味の絵と本と想像の中で自分の世界を生きるジョゼを清原果耶、危うく坂道で転げ落ちそうになったジョゼを助ける大学生の恒夫を中川大志が演じる。

今回、本作の主題歌「蒼のワルツ」/EveのMusic Videoが公開された。Music Videoには映画本編の映像がふんだんに使用されており、歌詞とのシンクロを感じさせる情緒的な仕上がりとなっている。なお、本楽曲を収めたNEW EP『廻廻奇譚 / 蒼のワルツ』は12月23日(水)に発売される。

【呪術盤】初回限定盤/CD+DVD/2,500円(税込)
【ジョゼ盤】初回限定盤/CD+GOODS/2,500円(税込)
【通常盤】CDのみ/2,000円(税込)

主題歌「蒼のワルツ」MV

浅野直之 (アニメーター)コメント
「誰かのために無償で与えることが、巡り巡って自分を幸せにしてくれることもある...」
ふと気付くと、疑心暗鬼になったり、人のせいにしたり、自分の事ばかりで周りが見えなくなってしまうことも最近よくありますが、大切なこと
を思い出させてもらえた気がします。

冲方丁 (作家)コメント
ただそばにいてほしい、ではない。全ての言い訳を越えて互いの背を押す勇気に涙した。自分の夢を追いながら、相手の支えになる。そん
な二人の姿は、これからの恋愛の理想として多くの人の背を押してくれることだろう。

岡田麿里 (脚本家)コメント
丁寧に紡がれた美しい世界は、タムラコータロー監督やスタッフの皆さんの愛情で満ちています。静謐でいて鮮やかで、とても優しい。そそ
がれた沢山の思いが輝きを放つ、宝物のような作品です。

小野寺 S 一貴 (作家・古事記研究者)コメント
「待ってても何も起こらん」わかっていてもその一歩を踏み出せない人に観てほしい。怖くても好きなら諦めずに進めばいい。観終わった後、
人生が愛おしくなりました。

汐見夏衛 (小説家)コメント
とびきり我儘で、とびきり面倒で、とびきり不器用で、とびきり臆病で、とびきりピュアで、とびきりキュートで、とびきり魅力的な彼女に、きっと
誰もが夢中になってしまう。やっぱりジョゼは、永遠のヒロインだ。

樋口真嗣 (映画監督)コメント
素晴らしい短編小説から素晴らしい映画が生まれた。
それから 17 年。今度はアニメーション映画になった。
優しく柔らかい大阪の街とひとびとは、アニメーションでないと描けないだろう。
そして、まさかの展開、まさかの結末に、心の底から驚いた!

安田大サーカス・クロちゃん (お笑い芸人)コメント
いろんな幸せ、目線の違う新鮮さ、そして感情が涙が溢れてしまう作品。
強さと弱さがひしめき合っていて、改めて人っていいなって思いました。
クロちゃんもジョゼと出逢いたいしん!!

【文/片岡由布子】

映画『ジョゼと虎と魚たち』は2020年12月25日(金)より公開!
監督:タムラコータロー
声の出演:中川大志、清原果耶、宮本侑芽、興津和幸、Lynn、松寺千恵美、盛山晋太郎 (見取り図)、リリー (見取り図)
配給:松竹/KADOKAWA
©2020 Seiko Tanabe/ KADOKAWA/ Josee Project