見取り図(アフレコの様子)


青春恋愛小説の金字塔を劇場アニメ化した『ジョゼと虎と魚たち』にゲスト声優としてお笑いコンビ「見取り図」が参加していることが発表され、併せて予告編が解禁された。

芥川賞作家・田辺聖子の代表作「ジョゼと虎と魚たち」(角川文庫刊)。2003年に妻夫木聡、池脇千鶴主演で実写映画化され、高評価を得て話題を集めた。時代が変わっても色褪せることなく愛され続けている本作を劇場アニメ化。監督は『おおかみこどもの雨と雪』助監督や、『ノラガミ』シリーズの監督を務めたタムラコータローが満を持してアニメ映画初監督を務める。『ストロボ・エッジ』の桑村さや香が脚本を、『妖狐×僕SS』『クジラの子らは砂上に歌う』の飯塚晴子がキャラクターデザインを手掛け、そしてアニメーション制作は『鋼の錬金術師』や『僕のヒーローアカデミア』など数々の人気作を手掛けるボンズが担当。

今回解禁された予告編は、ジョゼから投げかけられる無理難題に振り回される恒夫のコミカルな姿が笑いを誘う一方で、「あいつ、一人ぼっちなんだよ」という恒夫のセリフから、わがまま放題なジョゼが心に抱える孤独や寂しさも感じられる。“夢は夢、現実は現実”、“願いが叶うなんて迷信”という言葉にふさぎ込んでしまいそうなジョゼに「自分で確かめたいんだろ?」と声をかけ、ジョゼと共に様々な場所に出かける恒夫。今回初披露となったEveによる挿入歌「心海」と共に、泣いたりふてくされたり必死になったりと幾つもの表情を見せるジョゼが、最後に見せる満開の笑顔は2人の明るい未来を暗示しているのか、それとも…?2人の物語の結末が益々気になる映像となっている。

そして、本作のゲスト声優としてお笑いコンビ「見取り図」が参加していることが発表された。盛山晋太郎(見取り図)は恒夫がバイトしているダイビングショップの西田店長として、リリー(見取り図)は駅員として参加。本作への参加について盛山は「よく声が特徴的だねと言われてたので、このお話が来た時はすごく嬉しかったです」、リリーは「声優はやってみたい仕事の1つだったので、ひとつの夢が叶いとても嬉しいです!」とコメント。自身のキャリア初となるアニメーションのアフレコで彼らがどのように演技を見せているのかに注目だ。

予告編

見取り図

映画『ジョゼと虎と魚たち』は2020年12月25日(金)より公開!
監督:タムラコータロー
声の出演:中川大志、清原果耶、宮本侑芽、興津和幸、Lynn、松寺千恵美、盛山晋太郎(見取り図)、リリー(見取り図)
配給:松竹/KADOKAWA
©2020 Seiko Tanabe/ KADOKAWA/ Josee Project