『映画 えんとつ町のプペル』の初日舞台挨拶が12月25日(金)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、窪田正孝、芦田愛菜、小池栄子、大平祥生(JO1)、西野亮廣、廣田裕介監督が登壇した。

60万部(2020年12月現在)という驚異的な売り上げを記録している西野亮廣が監督を務めた絵本「えんとつ町のプペル」。緻密に表現された絵の世界観と、大人も泣ける物語の展開に絵本の人気はとどまることを知らず、世界中で人気を博している。絵本では描かれていない「えんとつ町の由来」や貨幣価値理論を背景に仕込み、新たに魅力的な登場人物も盛り込みながら、新しいエンターテインメント作品としてさらなるバージョンアップを仕掛けた。制作はハイクオリティな作品を世に送り続けるSTUDIO4℃が手がけ、個性豊かなキャラクター達を楽しく切なく表現して壮大なプペルワールドを描き出す。

冒頭から「愛菜ちゃんが素晴らしすぎて頭が上がりません」と恐縮しきりのプペル役の窪田だが、一方でルビッチ役の芦田は「(窪田と)一緒に演じさせていただいたおかげで、ルビッチの気持ちに入り込んでウルウルしてしまったりするシーンだったり、2人で協力して乗り上げるシーンは楽しかったり、窪田さんがルビッチの気持ちにさせてくださっていました」と窪田とのチームワークの良さをうかがわせた。

そんな2人のキャスティングを「本当に良かった!」と大絶賛する西野は「根がルビッチとプペル」と言い、「芦田さんはルビッチだし、窪田さんはゴミ人間だし」とコメントすると窪田は「そうです、僕はゴミなんです」と笑いを誘い、これに西野は「そうじゃなくて!(笑)非常にピュアな方」と付け加える場面もあった。

今回、声優に初挑戦した大平は「めちゃくちゃ難しかったんですけど、終わった後は達成感だったり、ホッとした気持ちになりました。映画を見終わって、めちゃくちゃ泣きました」と振り返り、アフレコ中も多くのやり取りを交わしたという西野は「楽しかったです。大平さんとの時間は勉強になりました」とコメントした。

舞台挨拶では、まもなく2020年も終わり、新年を迎えることから「2021年にチャレンジしたいこと」をフリップに書いて発表。「YouTuber」を挙げた西野は、相方・梶原雄太がカジサックの芸名でYouTuberとして活躍していることにかけて、「1月1日からYouTuberニシサックとしてがんばります」と宣言し、カジサックとの共演については「あるかもしれない」とコメントした。

また、大平は「ワサビを食べられるようになる」と書き、「お寿司が大好きなんですけどワサビが食べられなくて・・・。20歳になったのでそろそろ大人な味を味わいたいなと」とワサビ克服を宣言。芦田は「ラジオ番組で葉書を読んでもらう」と書き、「最近ラジオにハマっていて、“ラジオネーム○○さんのお便りです”って読まれるのがいいなと思って」と憧れを明かした。

最後に芦田は「たくさんの言葉だったりメッセージが詰まっていて、どんな世代の方にも届くような作品になっています」、窪田は「ルビッチが言うように信じる力って本当にすごいと思うし、信じたらいつか必ずできるようになる、みなさんが信じたいことはいつか実ると思う。背中を押してくれる、2020年の集大成にふさわしい作品だと思います」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『映画 えんとつ町のプペル』は2020年12月25日(金)より公開!
監督:廣田裕介
製作総指揮・原作・脚本:西野亮廣
声の出演:窪田正孝、芦田愛菜、立川志の輔、小池栄子、藤森慎吾、野間口徹、伊藤沙莉、宮根誠司、大平祥生(JO1)、飯尾和樹(ずん)、山内圭哉/國村隼
配給:東宝=吉本興業
©Akihiro Nishino/Yoshimoto Kogyo Co., Ltd.
©AKIHIRO NISHINO, GENTOSHA 2016