映画のTシャツを着てサプライズ登壇の岡田将生＆志尊淳「これ私服だもんね（笑）」―『さんかく窓の外側は夜』ティーチインイベント

『さんかく窓の外側は夜』ティーチインイベントが2月2日（火）に新宿ピカデリーで行われ、森ガキ侑大監督に加えて、岡田将生と志尊淳がサプライズで登壇した。

本作は、霊が〈祓える男〉冷川（岡田将生）と〈視える男〉三角（志尊淳）の2人が “除霊”という特殊能力を使い、怪奇事件の解決に挑む新感覚除霊ミステリー。連続殺人事件と呪いの謎に隠された真実に、冷川と三角の心霊探偵バディはたどり着けるのか―。“呪いを操る女子高生”として、ストーリーの鍵を握るヒロイン・ヒウラエリカ役を平手友梨奈が演じる。常識を覆す、新感覚ミステリー・エンターテインメントが幕を開ける。

イベントでは冒頭から森ガキ監督が観客から寄せられた質問に回答。短いながらも出演している北川景子については平手と北川が仲良がいいということから「急遽、北川さんが友情出演してくださるという話がありました。その時にはもう配役がほとんど決まってたので」と明かし、「あのシーンが撮影初日だったので、平手さんはとても喜んでくれて、現場のペースもつかめたのは良かった」とエピソードを語った。

また、岡田に「人間味を消して」と演技指導したということにについて「岡田君演じる冷川の場合は、人間的な部分が剥がれ落ちているというか、本当の母親の愛を受けずに育ったので、“普通”を“普通じゃなく”感じてほしいという思いがありました」と説明。志尊については「その真逆というか、母親からの愛をちゃんと受けて人間の良し悪しの判断ができる部分を意識して欲しくて、人間らしさや人に対する優しさや愛、心の奥底にある芯の強さを表現して欲しいと話をしました」、さらに平手には「一見、普通の女子高生だけれど、望まない能力を持ったせいで、他のまわりの女子高生のように放課後にファーストフードで食事したりしたいけどできないという“普通になれない”葛藤のある役どころでした。平手さんご自身も、エリカに共感する部分もあるとおっしゃっていました。そこがうまくリンクして映画のエリカが出来上がったのだと思います」と明かした。

そして、ここでイベントに岡田と志尊がサプライズで登壇。森ガキ監督も「えー！うそ！しかも『さんかく窓』Tシャツ着てる！」と驚く中で、「急遽決まったんですよ！10分前に！『今日、早く終わったね。新宿行けるね！』って話して」と語る志尊は「まーくんこれ（着てるTシャツを指して）私服だもんね（笑）」と仲の良さをうかがわせる。

最近SNSを勉強しているという岡田は、初めて行ったインスタライブについて「楽しかったよ。いろんな言葉も覚えられたし。『ハッシュタグ』『○○しか勝たん』とかでしょ？次は何？」とコメント。これに志尊は「でもそれを、いかに『知ってたよ？』という空気を出せるかだよね（笑）まーくん、覚えたらそればっかり言ってきそうだな！（笑）」とコメント。

また、1月22日（金）に公開された本作だが、「正直に話していいですか？家族、友人、まだ誰からも報告を受けてないんです・・・」と明かす岡田。志尊は「恥ずかしいんだよね。バラエティとか出るときに、芸人さんとかに『見たよー！』とか言ってくれる人がいて、ロッチの中岡さんとかは『怖かったなあ』ってずっと言ってた」と明かした。

最後に志尊は「劇場に足を運んでいただいて、この作品を皆さんの中で解釈してくださることが一番です」、岡田は「皆さんには一人でも多くの方に拡散していただいて、長く愛される作品になってほしいなと思います。それと、今日の夜はとても冷え込んでいるので、暖かくしてお帰りくださいね（笑）」、森ガキ監督は「新しいものが作れたと思っています。皆さんからのツイートとかに本当に勇気づけられています。さんかく窓ファンの皆さんには感謝しかありません！来週、再来週と上映は続きますので、皆様のお力が必要です！楽しみながら盛り上げてもらえたら嬉しいです」とメッセージを贈った。