今回解禁されたビジュアル


トニー賞4冠の傑作ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した『イン・ザ・ハイツ』の日本版予告映像とビジュアルが解禁された。

トニー賞4冠(作品賞、楽曲賞、振付賞、編曲賞)とグラミー賞ミュージカルアルバム賞を受賞した傑作ミュージカルを映画化した『イン・ザ・ハイツ』。FOX NEWS、バラエティ紙、タイム誌など全米の名だたるマスコミがこぞって「今年最も観たい映画」に挙げ、はやくもアカデミー賞最有力とのレビューが出る。メガホンをとったのは、キャストがほぼ全員アジア人にも関わらず全米3週連続第1位を記録し異例の大ヒットとなった『クレイジー・リッチ!』のジョン・M・チュウ。胸を衝くパワフルなナンバーと、圧巻の群舞、ほとばしる熱狂と魂を揺さぶるメッセージ――。今こそ世界に、音楽の感動と熱い夢を届ける、ミュージカル・エンタテイメントに期待が高まる。

今回解禁された予告映像は、主人公ウスナビ(アンソニー・ラモス)が回想するシーンから始まる。「昔々、ここから離れたニューヨークにワシントンハイツという場所があった」と語り、拳でリズムをとると、歌とダンスであふれたワシントンハイツでの日常が展開される。ミュージカル作品というと物語が歌で進行するが、その歌の一つにラップが使用されていることが印象的だ。原作は保守的なブロードウェイで初めて本格的にラップを持ち込み評価されたミュージカル。映画版でもパワフルなラップソングを堪能できそうだ。

また予告の後半には、重力に逆らい、建物の外壁で垂直に踊るアッと驚くシーンや、人々が一斉にプールや路上で踊る躍動感あふれる群舞シーンなど、圧巻のパフォーマンスがふんだんに盛り込まれている。往年のミュージカル映画の名作にも引けを取らない映像美に早くも期待に胸が高鳴る。さらに、楽曲の歌詞には「どんな時も僕らは立ち上がる。自分だけの夢を追い続けろ」など、力強いメッセージが込められており、エモーショナルな作品に仕上がっていることがうかがえる。

併せて解禁された日本版ビジュアルは、街のシンボルであるジョージ・ワシントン・ブリッジを背景に、主役4人の踊る姿が描かれている。ウスナビとヴァネッサ(メリッサ・バレラ)、ベニー(コーリー・ホーキンズ)とニーナ(レスリー・グレース)がそれぞれ手を取り合っており、予告編ではウスナビが意中のヴァネッサに声をかけるも玉砕する様子が収められていたが、劇中の恋模様も想像させるビジュアルとなっている。4人を囲む人々も疾走感のある様子で切り取られており、作品のはつらつとした雰囲気がよく伝わってくるダイナミックなビジュアルに仕上がった。

予告映像

また、本作をいち早く鑑賞した映画評論家や演劇ライターなどからコメントが到着した。

ラテンの血がたぎる熱気に煽られ、圧倒的興奮に夢中になった。
ここにはNYに生きるヒスパニック系の人々のこみあげる思いがダンスと音楽になって噴出している。
渡辺祥子(映画評論家)

ミュージカルの聖地ブロードウェイで観た『イン・ザ・ハイツ』は熱く燃えていた。映画はさらにホット!
ラテン・ラップ・バラード……、あらゆる音楽とリズムが渦巻き、アメリカの「今」を映し出す。「大切なHOMEで夢を追いかけよう」と心に明かりが灯った。
大原薫(演劇ライター)

ラテン・サウンドってなんでこんなに人を元気にするのだろう?
夢と仲間がいれば、人生はどうにかなる。そう信じさせてくれるエンパワーメント・ムービー!
立田敦子(映画ジャーナリスト)

こんなミュージカル映画を待っていた!
ラテンのリズムに身体が揺れ、圧倒的な歌とダンスに心ふるえる、王道の魅力と現代のスピード感が融合した傑作。
彼らの夢と青春は、厳しい日常の中で希望を求める“今”の世界に深く刺さるはず。
稲垣貴俊(ライター)

映画『イン・ザ・ハイツ』は2021年7月30日(金)より全国で公開!
監督:ジョン・M・チュウ
出演:アンソニー・ラモス、コーリー・ホーキンズ、レスリー・グレース、メリッサ・バレラ、オルガ・メレディス、ジミー・スミッツ
配給:ワーナー・ブラザース映画
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