焼け落ちた浦上天主堂に残るマリア像を人知れず運び出そうとする2人を描く人間ドラマ『祈り ―幻に長崎を想う刻(とき)―』が第16回ロサンゼルス日本映画祭の公式招待作品に決定し、併せてWEBオリジナル予告編が解禁された。

本作は、1959年に発表された戯曲『マリアの首-幻に長崎を想う曲-』を初の映画化。被爆のケロイドを持つカトリック信徒・鹿役に高島礼子、詩集を売りながら、原爆の跡地で自分を犯した憎き男を探している忍役に黒谷友香。さらに、田辺誠一、金児憲史、村田雄浩、寺田農、柄本明、温水洋一ら個性派・実力派俳優陣が出演。監督は松村克弥。主題歌には、さだまさしの「祈り」(新自分風土記Ⅰ~望郷編~)を起用。さらに「被爆マリア像の首」の声を美輪明宏が務める。

今回、本作が10月に開催される第16回ロサンゼルス映画祭の公式招待作品に決定した。ロサンゼルス日本映画祭(Japan Film Festival Los Angeles)は、2003年に始まった“日本人に広く愛されている家庭劇で、国や国籍を超えて家族について語り合おう”という、チャノマ映画祭が前身で、一般的な日本文化の理解を浸透させることを目的とした先駆的な映画祭。

その後、観客にもっと映画祭を楽しんでもらうため、日本映画界の新しい才能の発掘と、その発展と成長を共に目指し、現代日本文化を通じて、日米間の交流を目的として、映画祭の名称を2008年からロサンゼルス日本映画祭に変更。過去には2013年に故・大林宣彦監督、2014年には仲代達矢、2018年には桃井かおりが現地を訪れ参加するなど現在ではLAを代表する日本映画祭に発展。昨年はコロナ禍の影響でオンラインのみでの開催だったが今年は会場での上映も予定され、本作が現地で、どのような反響を呼ぶか期待されている。

併せて解禁された30秒のWEB用オリジナル予告編では全編にわたって、さだまさしが歌う主題歌「祈り」を使用している。

WEBオリジナル予告編

映画『祈り ―幻に長崎を想う刻―』は2021年8月20日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国で公開!
監督:松村克弥
出演:高島礼子/黒谷友香/田辺誠一/金児憲史/村田雄浩/柄本明/美輪明宏(被爆マリア像の声)
配給:ラビットハウス/Kムーブ
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