台湾の同名大ヒットホラー・ゲームの映画化した衝撃のダーク・ミステリー『返校 言葉が消えた日』のミュージックビデオが解禁された。

台湾人が忘れてはならない負の歴史をストーリーに取り入れるという大胆な発想で大ヒットとなったホラー・ゲームを元に、迫害事件の謎解きと、青春を奪われた若者たちの切ないドラマが交錯する本作。放課後の教室で、眠り込んでいたファン・レイシン(ワン・ジン)が目を覚ますと、人の姿が消えて学校はまるで別世界のような奇妙な空気に満ちていた。校内を一人さ迷うファンは、秘密の読書会のメンバーで彼女に想いを寄せるウェイ・ジョンティン(ツォン・ジンファ)と出会い、力を合わせて学校から脱出しようとするが外へ出ることができない。廊下の先に、扉の向こうに悪夢のような光景が次々と待ち受けるなか、消えた同級生と先生を探す2人は、政府による暴力的な迫害事件と、その原因を作った密告者の哀しくも恐ろしい真相に近づいていく──。

本作『返校 言葉が消えた日』のオリジナル楽曲「光明之日」は、2019年に台湾のアカデミー賞と言われる第56回金馬奨で主題歌賞を受賞し、映画とともに多くの「返校」ファンに愛された。今回解禁された、劇中映像を使用したミュージック映像は、物悲しく切ない曲に乗せて、翠華高校3年生のファン・レイシン(ワン・ジン)と、美術教師のチャン・ミンホイ(フー・モンボー)が人目を避けた寺の境内で、心を通わすシーンが映し出される。

スケッチブックに水仙の絵を描くチャン先生に、ファンが「なぜ水仙が好き?」と尋ねると、「形がシンプルだし、人目を気にせず、自分の世界を生きている」と答える。「孤独だわ」とつぶやくファンに、チャン先生は「理解する人がいれば、孤独じゃない」とファンの目をじっと見つめるのだった。オリジナル楽曲「光明之日」では、そんな決して許されることのない2人の「平凡で自由に生きてほしい」という、青春を奪われた若者たちの切ない思いが唄われている。

ミュージックビデオ

映画『返校 言葉が消えた日』は2021年7月30日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開!
監督:ジョン・スー
出演:ワン・ジン、ツォン・ジンファ、フー・モンボー、チョイ・シーワン、チュウ・ホンジャン
R-15+
配給:ツイン
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