4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」をアニメ映画化した『100日間生きたワニ』で描く“あの日から100日後“の物語についてのキャストコメントと、場面写真が解禁された。

2019年12月12日から2020年3月20日まで、原作者・きくちゆうきのTwitterに100日間毎日投稿された何気ないワニの日常を綴った4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」。その100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描く。主人公・ワニの声を神木隆之介、ワニの親友のネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴が演じる。監督・脚本を手がけるのは上田慎一郎・ふくだみゆき夫妻。

原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した上田慎一郎監督とふくだみゆき監督夫妻は、脚本開発中にコロナ禍に直面し、劇的に変わってしまった日常と価値観の変化に戸惑いながらもその気持ちを登場人物たちに重ね、新たに構成を練り直し、ワニの現れなかった<お花見の日から<100日後>の、残された仲間たち、そして新たな登場人物であるカエルとの交流を描くことにより、より深いメッセージのこもった作品を作り上げた。

映画化にあたり新たな物語が付け加えられたことについて、主人公のワニを演じた神木隆之介は「僕はワニを演じ、ワニに共感する人なので、その後のことについては少し他人事のような気もしているのですが、倫くんや昴くんたちが、時間がある意味で止まってしまったところからどう向き合うのか、そしてその時間がまたどうやって溶けていくんだろうというのを楽しみにしています」とワニを演じた神木だからこその感情を語っている。

また、ワニの親友ネズミを演じた中村倫也は「映画になるということは、何か物語の芯が必要だと思うんです。原作にもそれはありましたが、映画になったことによってその深度は増したのかなと思います」、同じくワニの親友モグラを演じた木村昴は「監督が作品を作るにあたっての想いをアフレコ前に伝えてくださったんですが、コロナ禍を経て人々の価値観も変わってくるなかで、新しく脚本を書き直したいと。時代を、今を生きる物語なんだなというところに改めて魅力を感じた。そのなかで、映画である醍醐味がより出てきたと思う」と監督から受け取ったの作品への想いを明かした。

ワニが思いを寄せるバイト先のセンパイを演じた新木は「最初に原作を読んだ時に、個人的にその先の物語が気になっていたので、映画で(その後の物語が)描かれると聞いて嬉しかったし、自分が想像していた以上にワニの気持ちに寄り添うことができて、一読者として嬉しかったです」と新たなストーリーとの出会いの喜びを語った。

併せて解禁された場面写真にはワニとネズミ、モグラ、センパイ、イヌが仲良く集合写真に写っている場面をはじめ、<お花見から100日後>に街にやってきたカエルの姿などが映されている。

映画『100日間生きたワニ』は2021年7月9日(金)より全国で公開!
監督・脚本:上田慎一郎、ふくだみゆき
声の出演:神木隆之介、中村倫也、木村昴、新木優子/ファーストサマーウイカ、清水くるみ、Kaito、池谷のぶえ、杉田智和/山田裕貴
配給:東宝
©2021「100日間生きたワニ」製作委員会