東京国際映画祭が、世界の映画製作産業や映画祭の主要な担い手を代表する国際組織である国際映画製作者連盟の映画祭委員会メンバーに選出された。

東京国際映画祭が、世界の映画製作産業や映画祭の主要な担い手を代表する国際組織である国際映画製作者連盟(Fédération Internationale des Associations des Producteurs de Films, 略称:FIAPF)によって、同団体の映画祭委員会メンバーに選出された。

世界の映画祭を統括する組織として、国際映画祭の認定や運営規約の制定も行っているFIAPFは、映画製作の状況が前進することを推進、特に関連する著作権構造の保護や映画を含むクリエイティブコンテンツの強力な保護に積極的に取り組む国際組織。

今回、東京国際映画祭が選ばれた映画祭委員会の主な役割は、国際映画祭相互間および国際映画祭とプロデューサー等の間で生まれる変遷と問題を議論するためのプラットフォームを提供すること。あわせて、FIAPFに認定された国際映画祭の運営状況確認や、FIAPFが規定する運営規約への提言、さらに映画祭間の紛争解決を支援している。同委員会は、①FIAPFの会長、②FIAPFに指名された世界の映像業界の代表3人、③FIAPFに認定されている映画祭によるオンライン投票で選ばれた8つの映画祭、④FIAPFに指名された2つの映画祭の合計14人により運営されている。

東京国際映画祭が選出されたのは初で、以下の各映画祭とともに、2021年から2024年度までの3年の任期を務める。

ベルリン国際映画祭(ドイツ)、釜山国際映画祭(韓国)、カンヌ映画祭(フランス)、ロカルノ映画祭(スイス)、ヴェネチア国際映画祭(イタリア)、マル・デル・プラタ国際映画祭(アルゼンチン)、上海国際映画祭(中国)、タリン・ブラックナイト映画祭(エストニア)、トロント国際映画祭(カナダ)