美しくも残酷なダークファンタジー『ほんとうのピノッキオ』の予告編が解禁された。

100年以上にわたって世界中で読み継がれるイタリアの児童文学「ピノッキオの冒険」。ディズニー・アニメーションで広く親しまれ、ギレルモ・デル・トロ、ロバート・ゼメキスによる新作も製作進行している。しかし、誰もが思い浮かべるのは“嘘をつくと鼻が伸びる”エピソードであり、この主人公の実像を知る人は少ない。無邪気な操り人形に見せかけて、実は行く先々でトラブルを巻き起こす、“悪童”だということを―。そんな原作の世界観をイタリアの名匠マッテオ・ガローネが美しくも残酷に描く。父親ジェペットの家を飛び出し、おとぎの森の奥深くへと誘われたピノッキオが、数々の世にも奇妙な生き物に遭遇しながら、奇想天外な冒険を繰り広げる。

今回解禁された予告編は、ロベルト・ベニーニ演じるジェペット爺さんがひとりでに動き出す不思議な丸太を細工し、人形を作りだすシーンから始まる。“ピノッキオ”と名付けられたその可愛らしい人形は、なんとウソをつくと鼻が長く伸びるようで…と、ここまでは誰しもが知っている「ピノッキオ」の物語。本作はここから始まっていく―。

おとぎの国のさらに奥深くへと誘われていくピノッキオ。「人に従うのは嫌い」と、優しく穏やかな我が家から、恐ろしく不思議な未知の世界へ飛び出し行く。冒険の中で次々に出会うのは、ターコイズブルーの髪を持つ妖精や、大きな殻と独創的なドレスを纏い、ゆっくりと歩くカタツムリといった奇々怪々なクリーチャーたち。細部にまで拘られた造形美に圧倒され、これまで多くの人が持っていた、キュートなパブリックイメージを覆す衝撃の映像となっている。

予告編

映画『ほんとうのピノッキオ』は2021年11月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開!
監督/共同脚本:マッテオ・ガローネ
出演:ロベルト・ベニーニ、マリーヌ・ヴァクト
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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