神話の地“島根・出雲”を目指して駆ける少女の成長を描く劇場オリジナルアニメ『神在月(かみありつき)のこども』の蒔田彩珠、入野自由、柴咲コウ、井浦新が魅力を語るメッセージPVが解禁された。

日本各地で“神無月(かんなづき)”と呼ばれる10月が、出雲では“神在月(かみありつき)”と呼ばれる由縁。全国の神々が出雲に集い、翌年の縁を結ぶ会議“神議り(かみはかり)”を行うという云われを題材として、人々と神々、各地と出雲、そしてこの島国の根にある“ご縁”という価値観をアニメーションに描く本作。少女の名はカンナ。母を亡くし、大好きだった“走ること”と向き合えなくなった少女。そんな彼女のもとへ、一羽のうさぎ(シロ)と、一人の少年(夜叉)が現れ、出雲までの旅にカンナをいざなう。まわりはじめた神々の歯車。人々と神々の境界をまたぎ、出雲へ走る少女の旅がはじまる―。主人公・カンナ役を蒔田彩珠、神使の兎・シロ役を坂本真綾、⻤の少年・夜叉役を入野自由が演じる。

今回、本作の声優を務めた蒔田彩珠、入野自由、柴咲コウ、井浦新が見どころを語るメッセージPVが解禁された。入野は「世界がアニメというものに対して、熱く盛り上がっているそんな中で“日本らしさ”というものが表現できる作品の一つ」とコメント。完成披露試写で脚本を読んで涙が出たと語った柴咲は「こういう普遍的な作品はきっと残っていくだろうし、支持され続けていくだろうと希望を持っています」と本作への期待を滲ませ、「主人公はまだ幼い子ですけど、大人の自分が読んだり観たりしても、すごく共感できて力をもらえる作品になると思った」と思いを明かしている。

12歳の少女・カンナを演じた蒔田は「一年前にお母さんを亡くして、それまで大好きだった走ることがトラウマになってしまって、本当は好きなのか、もう走りたくないのか。その間でずっとグラグラしている」と初声優で精細な感情表現に挑戦した。そんなカンナを見守る父・典正を演じた井浦は「不器用なお父さんだなぁと。自分を含めて、世の中のお父さん代表」と自身を重ね合わせた様子。

作品についても「この作品の持つ画の力というのは、心にすっと染み入ってくるような、そういう温かさ懐かしさが印象的」と絶賛。さらに音楽はmiwaが歌う本作の挿入歌「Daydream~在りし日の夢~」がBGMとして使用されている。最後に入野が「カンナの走るということが体を動かす走るということだけではなく、心が走るというこの体験をぜひ劇場で感じてほしい」、蒔田が「前を向ける映画だと思います!」と呼びかけた。

メッセージPV

映画『神在月のこども』は2021年10月8日(金)より全国で公開!
出演:蒔田彩珠、坂本真綾、入野自由、柴咲コウ、井浦新、新津ちせ、永瀬莉子、高木渉、茶風林、神谷明
配給:イオンエンターテイメント
©2021 映画「神在月のこども」製作御縁会