中井貴一&佐々木蔵之介が凸凹バディを熱演する『嘘八百 京町ロワイヤル』がdTVで配信開始された。

武正晴が監督を務め、今井雅子と足立紳が脚本を手掛けた『嘘八百』(2017)の続編。テレビ番組に出演することになった則夫は佐輔の作品を紹介するも、生放送でケチをつけられてふたりとも評判はがた落ち。打ちひしがれる佐輔に、ふたたび贋作制作を持ちかける者が現れる。その黒幕は、裏で贋作商売を手掛けている京都の老舗古美術店「嵐山堂」だった。

一方、「古美術 獺」には、だまし取られた父の遺品である「古田織部の幻の茶器」を探してほしいという、謎の美女・橘志野が現れる。ひとまずの解決策として則夫は佐輔が作った贋作を手渡すのだが、実はその本物は「嵐山堂」が持っている逸品であることが判明し……。謎の美女に振り回されながら、果たして冴えない古美術商と陶芸家のコンビは一矢報いることができるのか?京都を舞台に、ふたたび欺し合いのコンゲームが幕を開ける。

中井貴一が演じる小池則夫は、口はうまいが空振り続きの「古美術 獺」店主。佐々木蔵之介は、贋作を作っていた過去を持ち、くすぶってはいるものの腕利きの陶芸家・野田佐輔を演じる。前作『嘘八百』で出会い、ともに大御所鑑定士に一泡ふかせるコンゲームを仕掛けた2人が、今度は京都で再会を果たす。自身も京都出身の佐々木蔵之介が醸し出す存在感と、うさんくさいようで人の良さが隠しきれない中井貴一のバディは、ボケツッコミも絶妙で、前作以上に息ぴったり。

2人を振り回すキーパーソンとして、着物姿が艶やかな広末涼子が華を添え、「嵐山堂」二代目役の加藤雅也が憎々しい黒幕を貫禄たっぷりに表現。さらに、その下で働く人気若手陶芸家・牧野慶太役を山田裕貴が好演している。則夫の娘役の森川葵、佐輔の妻役の友近を始め、前作で活躍した贋作仲間の木下ほうか・坂田利夫・宇野祥平ら、レギュラーキャストも大集結。個性派俳優がぶつかり合う、見応え抜群の芝居合戦にも注目だ。dTVでは、前作『嘘八百』も配信中。

ストーリー

古物商と陶芸家のさえないコンビが、幻の宝を巡ってだまし合いを繰り広げるコメディシリーズの第2弾。古美術商の則夫(中井貴一)と陶芸家の佐輔(佐々木蔵之介)は、ひょんなことから京都で再会を果たす。そこで出会った京美人、志野(広末涼子)のとりこになった二人は、彼女がだまし取られたという幻の茶器を取り戻すため、京都の街を奔走する。しかし、その茶器の背後には巨大な陰謀が渦巻いていた。

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