映画『文豪ストレイドッグス BEAST』の完成披露上映会が12月20日(月)にグランドシネマサンシャイン池袋で行われ、芥川龍之介役・橋本祥平、中島敦役・鳥越裕貴、織田作之助役・谷口賢志、太宰治役・田淵累生開催が登壇した。

『文豪ストレイドッグス』は「ヤングエース」で連載され、累計850万部(電子含む)を突破、小説版やアニメ化、に第一作となる舞台が公演され、2018年には劇場アニメも公開された。ヨコハマを舞台に、中島敦、太宰治、芥川龍之介といった実在の文豪の名を持つ人物が繰り広げる“異能”アクションバトル。メインキャラクターのひとり中島敦は、虎に変身する異能力“月下獣”の持ち主。芥川龍之介は凶悪なポートマフィアの構成員で闇の獣や刃を生み出して攻撃ができる“羅生門”の異能力を持っている。シリーズ初の実写映画化となる本作では、「中島敦(鳥越裕貴)と、その宿敵である芥川龍之介(橋本祥平)。もし、ふたりの所属する組織が逆だったら…?」という“if”のストーリーが描かれる。

観客に初披露となる今回の上映会で、「『BEAST』やるよって決まった時からこの日が待ち遠しくて楽しみにしていました。(撮影が)終わった後も『楽しみだね!』って待ち遠しかった」と笑顔で挨拶した橋本。

終始和やかなムードで行われた舞台挨拶だが、撮影中もいい空気感だったようで「休憩中は、何回このやり取りやってるんだということばかりやっていた」と明かす橋本。しかし、撮影が始まると「ものすごい緊張感で。お互い全力のぶつかり合いで挑めた」と振り返った。

また、鳥越は「アクションシーンがすごくて」といい、「相手に気を遣うと気を遣った芝居になっちゃうんです。だから祥平としかあのアクションシーンはできないと思った」と信頼関係を感じさせつつ「今までの鬱憤を祥平にすべてぶつけたので。祥平をガツンとやれたのですごく楽しかったです!」と話し、笑いを誘った。

そのアクションシーンについて橋本は「やってる僕らからしたら、アクション撮って『はい、OK』ってなって、また長い手数を教えてもらって。いつ終わるんだろうなってパンクしそうになるくらいたくさんのアクションを教えてもらった。いい思い出として残っています」と振り返った。

さらに、坂本浩一監督の演出について谷口は「台本には“何人かの兵士をやっつける”と一行だったんですけど、『谷口くん、テーブル飛んでこようか』から始まったので“これやばい一日始まるな”と(笑)なかなかヘビーな。でも映像からにじみ出る気迫は追い詰められないと出ないものなので、2人のアクションが素晴らしかったですし、それに負けないようにがんばった」と振り返った。

最後に橋本は「舞台の流れのまま撮影に挑めました。役として2~3か月間一緒に過ごしてきたので、この映画の中で生きているそれぞれがこの時が最高の状態の映画だと思います」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

映画『文豪ストレイドッグス BEAST』は2022年1月7日(金)より公開!
監督:坂本浩一
出演:橋本祥平、鳥越裕貴、谷口賢志、田淵累生、紺野彩夏、桑江咲菜/植田圭輔、輝馬、長江崚行、桑野晃輔、堀之内仁、広川碧、齋藤明里、村田充、岸本勇太、南圭介/荒木宏文
配給:KADOKAWA
©映画「文豪ストレイドッグスBEAST」製作委員会