『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』の公開記念舞台挨拶が4月9日(土)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、赤楚衛二、町田啓太、浅香航大、ゆうたろう、草川拓弥(超特急)、佐藤玲、鈴之助、風間太樹監督が登壇した。

童貞のまま30歳を迎えたことにより“触れた人の心が読める魔法”を手に入れた安達(赤楚衛二)と、そんな彼に好意を抱く同期・黒沢(町田啓太)によるラブコメディ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(通称「チェリまほ」)。180万部突破の豊田悠原作の人気コミックをドラマ化した本作は、昨年10月期(テレビ東京系列/木ドラ25枠・全12話)に放送され、回を追うごとにファンが激増。放送直後は“チェリまほ”が日本・タイ・韓国・ベトナムなどでトレンド入りを果たし、今や200以上の国や地域で見られるまでに。今回、「チェリまほ」 が続編として待望の映画化される。

「初めて(本作で)対面して、こみあげてくるものがあります」と挨拶した赤楚、続く町田も「嬉しいです。本当に感慨深いですね」と満面の笑みを浮かべた。ドラマと映画の撮影で雰囲気の違いを聞かれた赤楚は「変わってないですよね?」とほかのキャストに問いかけ、自身も「一年前と変わらず撮影した」と答えた。町田も「そわそわしてたんですけど、行ったら全然大丈夫だと思って、不安だった気持ちが全部吹き飛んだ」と振り返った。

「応援してくださるみなさんがドラマが終わっても盛り上げてくれていた」と時間の経過を感じなかったという浅香だが、一方でセットの変化にも気づいたという草川は「細かい部分が好きでデスクに座って作業しているシーンが多かったので見てました。(デスクが)ドラマ版と比べてスタイリッシュになっていた」といい、鈴之助も「若干(自身が演じる)浦部のスーツがフィットするようになった。これは僕しか分からない」と“細かい違い”を明かし、笑いを誘った。変わらないことが多い中での細かい違いの私的に、風間監督は「気付かれたのが悔しかった」と笑いを誘った。

“心の声が聞こえる”という設定にちなんで、声を聞いてみたい人を聞かれると「全員のを聞いてみたい」という赤楚だが、「僕は楽しかった。みんな同じ気持ちだったら嬉しいなという気持ちがあります」と不安を口にすると、「楽しかったしかないでしょ」という笑顔の町田。そんな姿を見ていた佐藤は「男性陣が常に一緒に行動していて、ドラマ版でも思っていたけど映画版でもずっと一緒にいて楽しそうだなと思いました」と傍から見ても楽しそうだと感じたことを明かした。

また、赤楚に対して「みんなにいたずらして、笑っている心境を聞きたい」という佐藤に赤楚は「人がびっくりするリアクションが見たい」と質問すると、「ギャップみたいなものを感じてしまって楽しんでしまう」という一面を明かした。

最後に赤楚は「キャスト、スタッフともに伝えたいことだったり、この作品にかける思いはみんな同じ方向を向きながら、真心を込めてやってきた作品です。何度でも見て欲しいですし、みなさまの『チェリまほ』への愛がなければ作品ができることはなかったので、一番言いたいのはみなさまありがとうございました。これからもよろしくお願いします」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』は2022年4月8日(金)より公開!
監督:風間太樹
出演:赤楚衛二、浅香航大、ゆうたろう、草川拓弥(超特急)、佐藤玲、鈴之助、松尾諭/遠山俊也 榊原郁恵 鶴見辰吾 松下由樹/町田啓太
※榊原の「榊」は正しくは「木」へんに「神」
配給:アスミック・エース
©豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会