『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』の公開記念舞台挨拶が4月23日(土)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、川栄李奈、ハライチ(岩井勇気・澤部佑)小林由美子、橋本昌和監督が登壇した。

1990年より「漫画アクション」で連載が開始され、その後1992年にアニメが放送されて以来、長きにわたり老若男女に愛され続けている国民的キャラクター「クレヨンしんちゃん」。2022年は映画クレヨンしんちゃん30周年。毎年大ヒットを記録し続けた劇場版の記念すべき第30弾『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』で監督を務めるのは『オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』、『新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』の橋本昌和と、脚本は両作品と前作『謎メキ!花の天カス学園』のうえのきみこと橋本監督との共同脚本で贈るギャグ満載の忍者アクション超大作。嵐を呼ぶ5歳児が今度は“忍者”に―映画の大スクリーンを縦横無尽に駆け回ります!そして本作で明かされるしんのすけ出生の真実――なんと、しんのすけは野原家の子供ではなかった…!?

「『カムカムエヴリバディ』よかったゾ~。おらは今『カムカム』ロスだゾ」というしんのすけからは「見てくれたの?ありがとう!」と笑顔の川栄。その川栄は「この映画の見どころはしんちゃん。しんちゃんの良さがすごく詰まってる。いろんなしんちゃんを出してくれて、見ていると母性本能が出てきて。おもしろいし、かっこいいしんちゃんだからいろんな幅の人が見てくれたら、しんちゃんもっと好きになってくれる映画だと思います」と本作での“野原しんのすけ”のかっこよさを絶賛。

本作では、劇中で本人役として漫才も披露しているハライチ。本作のために書き下ろしたという漫才については、「今までで一番おもしろいものを作ろうと思って作った」という岩井だが、生で見たいというしんのすけの要望で、ハライチの2人が劇中の漫才を生披露。目の前での漫才を笑いながら見ていた川栄は「まさか生で見れると思ってなかったので嬉しいです」と大満足の様子だった。また、GW公開の本作について「GWの家族の思い出」を聞かれると、「BBQ」と書いた川栄は「家族でBBQをするのがお決まり」と小学生の頃の思い出を披露した。

さらにイベントの終盤では、野原しんのすけ役の声優・小林由美子が登壇。「この場所に立てることが夢のようで。日常が日常ではないんだなと改めて感じています」と感慨深げに挨拶。本作については「30年分のいろんなものがギュッと詰まっているふさわしい一作だと思って感動しました」と笑顔。川栄の声優については「さすがの演技力と抜群のセンスで本当に素晴らしかった」、ハライチの2人については「めちゃくちゃおもしろかった」と生で披露された漫才についても絶賛した。

そんな川栄とハライチの声優については「声だけで演技をするのはとても難しいんですけど、3名とも画面になじむ演技をしていただいた」という橋本監督。アフレコではその場でセリフを加えることもあったようで、「セリフの間に少し笑いを足してください」という橋本監督の要望にもすぐに対応したという澤部に橋本監督も「本当に難しい」と称賛。川栄については「最初からキャラクターをつかんでいた」という橋本監督に川栄は「小さいころから見ていたしんちゃんの映画に参加しているということに感動しているので、お言葉をいただけて嬉しい」と喜びを見せた。

最後に小林は「30年続くというのはすごいことだと感じております。原作者さま、スタッフのみなさま、先輩キャストのみなさま、何よりもみなさまあっての30周年だと思っています。この後、40周年、50周年、60周年、親子3代、4代で見ていただけるしんちゃんを目指してがんばっていきたいと思います」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』は全国東宝系で公開中!
監督:橋本昌和
声の出演:小林由美子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみ
ゲスト声優:川栄李奈、ハライチ
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2022