『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』の完成披露試写会が7月8日(日)に都内で行われ、松坂桃李、空気階段(鈴木もぐら、水川かたまり)、鬼頭明里、小林由美子、Mr.マリックが登壇した。

1990年より「漫画アクション」で連載が開始され、1992年にTVアニメの放送開始、幅広い世代に笑顔と感動を届けてきた「クレヨンしんちゃん」が、シリーズ初の3DCGアニメーション作品として公開。アニメーションを担当するのは『STAND BY ME ドラえもん』や『シン・ゴジラ』を手がけてきた、CGプロフェッショナル集団の白組。さらに、『モテキ』(2011)、『バクマン。』(2015)の大根仁が『クレヨンしんちゃん』で初のアニメーション監督を務める。制作期間7年、3DCGのモッチモチしんちゃんが、超能力で日本中をアツくする―。

「しんちゃんの生のぶりぶりを見れて尻アツでした、感動です」と笑顔の松坂は、劇中でのおすすめポイントを聞かれると「しんちゃんが熱いことを言ってくれるんです。アフレコをやらせていただく中で感動しました。しんちゃんにこんなこと言われるなんて」と振り返った。

本作で初めてクレヨンしんちゃん作品に参加した鬼頭は「子どものころから見ていたしんちゃんに声の出演をさせていただいて。掛け合いもすることができてうれしかったし、親戚中に自慢したいなという気持ちでいっぱい」と笑顔を見せた。そんな鬼頭は本作の“胸アツで尻アツなシーン”については「超能力を使うシーンは、3DCGならではの大迫力で観られるところだったので、大きいスクリーンで観てもらいたい」を挙げた。

小林からは、ゲスト声優に「しんちゃん愛にあふれてくださっているみなさん。インタビューやイベントでもしんちゃんへの愛をものすごく語ってくださるので今日も一緒にイベントができてうれしいです!」と笑顔を見せ、「空気階段のお二人はアフレコが初めてだと。めちゃめちゃうまい。ベテラン声優さんが来たのかなと思うくらいキャラクターをしっかりつかんでいて素晴らしい」と語った。

また、松阪については「すごい難しい役だなと台本を見ながら思ったんですけど、さすが素晴らしい。ちょっとした変化の仕方とか、初めと最後ではだいぶ声の印象が変わっているのがすごい」と絶賛し、「(鬼頭)明里ちゃんは本当にかわいらしいんですけどちょこちょこするどいツッコミをしてくれるのが気持ちよかった。しんちゃんはツッコむ人がいないとどうしようもないので(笑)」とコメントした。

イベントでは、Mr.マリックが登壇し、作品の内容にちなんで“超能力体験”を実施。Mr.マリックが手本を見せ、さらにレクチャーの後に登壇者と観客全員でスプーン曲げに挑戦した。見事一回で成功した人からは大歓声が沸き起こり、松坂も「曲がりました!」と笑みを浮かべていた。

続けて、曲がらなかった人に向けてMr.マリックは「曲がらなかった方はこう思いませんでした?『これ、曲がるともったいない』と。考えが入った瞬間にパワーが消えるんです。夢を持ってやりましょう」とアドバイスし、再度挑戦。観客も含めて多くの人が成功した結果にMr.マリックは「これだけ曲がれば大成功ですね」と語った。この結果に松坂は「本当に曲がるんだなと思いました!あるんですね、超能力って」と興奮気味の様子だった。

【写真・文/編集部】

『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』は2023年8月4日(金)より全国東宝系で公開
監督&脚本:大根仁
©臼井儀人/しん次元クレヨンしんちゃん製作委員会