マーガレット・クアリー×シガニー・ウィーバー出演『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』のキャラクタービジュアルと本編映像が解禁された。

90年代、ニューヨーク。作家を夢⾒るジョアンナは、老舗出版エージェンシーでJ.D.サリンジャー担当の上司マーガレットの編集アシスタントとして働き始める。日々の仕事は、世界中から大量に届くサリンジャーへの熱烈なファンレターを処理すること。しかし、心揺さぶられる手紙を読むにつれ、飾り気のない定型文を送り返すことに気が進まなくなり、ふとした思いつきで個人的に手紙を返し始める。そんなある日、ジョアンナが電話を受けた相手はあのサリンジャーで…。ジョアンナは偉大な作家の声を借りていくうちに、自分自身を見つめ直すことになる。「何者か」になりたいと願うジョアンナが、自分のストーリーを生きるためのニューヨークで開く人生の1ページ。都会の片隅で理想と現実の間で揺れ動く女性の姿を、瑞々しくユーモアたっぷりに描いた“大人の”自分探しムービー。

今回解禁されたキャラクタービジュアルは、作家志望の主人公ジョアンナが出版エージェンシーで働く姿を印象的に切り取った3種類。上司マーガレットのアシスタントとして、テープの書き起こしや電話応対、そしてJ.D.サリンジャー宛に届くファンレターの処理など様々な仕事を任されたジョアンナは、ひたすらタイプライターに向かい、空いた時間にファンレターを読み空想にふける毎日を送る。目の前の仕事を淡々とこなしながらも、作家になりたいという夢を諦めきれず、現実との狭間で葛藤する20代女性の姿を瑞々しく切り取り、さらにそれぞれのシーンを自由に解釈できる余白を活かしたキャラクタービジュアルに仕上がっている。

併せて解禁された本編映像は、そんなジョアンナがJ.D.サリンジャーと電話越しに会話する重要なシーン。『ライ麦畑でつかまえて』で一躍有名作家となったサリンジャーだが、一般的には偏屈で人嫌いといったイメージも持たれている。しかし、本作では新人アシスタントのジョアンナに対して「詩人を夢見るなら、朝の15分で構わないから執筆の時間を確保すること」「電話番で1日を終えるな」と励まし、名もなき若者の夢を後押しする存在として好意的に描かれているのが分かる。偉大な作家に直接アドバイスをもらったジョアンナが選択した道とは――。また、本作はジョアンナ・ラコフの自叙伝「サリンジャーと過ごした日々」の映像化であり、実話を基にした作品であることを知った上で見ると、謎多き隠遁作家のイメージが払拭されるかもしれない。

本編映像

『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』は2022年5月6日(金)より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開!
監督・脚本:フィリップ・ファラルドー
出演:マーガレット・クアリー、シガニー・ウィーバー、ダグラス・ブース、サーナ・カーズレイク、ブライアン・F・オバーン、コルム・フィオール
配給:ビターズ・エンド
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