島崎藤村・不朽の名作「破戒」を60年ぶりに映画化した『破戒』で主演を務める間宮祥太朗のインタビュー映像と場面写真が解禁された。

名だたる巨匠が映画化してきた島崎藤村による不朽の名作「破戒」が、60年の時を経て再び映画化。主人公・丑松を気迫溢れる様子で演じ上げたのは間宮祥太朗。自らの出自に苦悩し、そして最後にはある告白をする難役に気迫の演技で挑み、観る者を惹きつける。相手役・志保を演じるのは石井杏奈。丑松に恋心を寄せつつも、なかなか思いを告げられない控えめな女性を演じる。悩める丑松を支える親友・銀之助役には矢本悠馬。さらに眞島秀和、高橋和也、竹中直人、本田博太郎、田中要次、石橋蓮司、大東駿介、小林綾子らが共演する。脚本は加藤正人と木田紀生が担当。監督は前田和男。

今回、間宮祥太朗が出演の経緯や共演者について語ったインタビュー映像と場面写真が解禁された。写真では、ひとり出自に苦しむ姿の一方、教壇に立ち教え子たちに囲まれ教員として奉職する姿が切り取られている。

間宮は、本作への出演を決めた理由について「原作が100年以上前のもので、60年振りに今、新作として公開する制作陣の方々のお話を聞いて、自分も参加したいと思ったので出演を決めました。自分が参加することで『破戒』の原作を知らない方たちが知るきっかけになればいいと、参加することへの意気込みになりました」と振り返る。

共演した志保役の石井杏奈については「志保と瞳が合った時に、言葉以上に語りかけてくることが多くて。「わあ!これは!」と思ったのは、手が触れて、志保と丑松の目が合うラストシーン。この先の(辛いであろう)人生に巻き込んでしまう怖さと迷いと、それでも志保が自分に付いてきてくれる喜び。志保と手を触れて、志保の目を見た時にすごい覚悟を感じて。その覚悟に対して(自分も)覚悟を持たないといけないなと。セリフではない目線だけのやり取りでしたけど、印象に強く残りました」と語っている。

また、完成した本作については「観終わった時に、純粋に「いい映画だな」と。漠然としてシンプルな感想を自分の出演作に持つことは少なくて、この作品が『いい映画だな』って素直に心から最初の感想として思えたことは自分にとって幸せなことだと思います」とコメントを寄せた。

インタビュー映像

『破戒』は2022年7月8日(金)より丸の内TOEIほか全国で公開!
監督:前田和男
出演:間宮祥太朗、石井杏奈、矢本悠馬、高橋和也、小林綾子、七瀬公、ウーイェイよしたか(スマイル)、大東駿介、竹中直人/本田博太郎/田中要次、石橋蓮司、眞島秀和
配給:東映ビデオ
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