今井哲也の傑作SFジュブナイル漫画を劇場アニメ化した『ぼくらのよあけ』の主人公・悠真を杉咲花、人工知能搭載家庭用ロボット・ナナコを悠木碧が演じることが発表され、併せて特報映像第二弾とティザービジュアル第二弾が解禁された。

人類が初めて宇宙遊泳に成功したのは、1965年3月18日。あれから約半世紀を経た2022年3月18日(金)、「アフタヌーン」(講談社刊)にて連載され、星雲賞候補にもなった傑作SFジュブナイル漫画「ぼくらのよあけ」。現在より、27年後の2049年が舞台となる本作。宇宙とロボットが大好きな主人公の少年は、まもなく地球に大接近するという彗星に夢中になっていた。そんなある日、彼が出会ったのは、宇宙からきたという“未知なる存在”。

今回解禁された特報第二弾は、宇宙を凄まじい速度で進む“何か”の視点から始まります。悠真たちは、ナナコをハッキングしたその未知なる存在に「私が宇宙に帰るのを手伝ってもらえないだろうか」と協力を依頼される。団地が宇宙空間に浮かんだり、見たこともない光景に興奮する彼ら。子どもたちの極秘ミッションが、いま動き出す。

主人公で、阿佐ヶ谷団地に住み宇宙とロボットが大好きな小学4年生の沢渡悠真役には、『湯を沸かすほどの熱い愛』、NHK連続テレビ小説「おちょやん」、ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」など話題作に数多く出演、若手随一の確かな表現力で高い評価を受ける俳優・杉咲花。『思い出のマーニー』(14)、『メアリと魔女の花』(17)、『サイダーのように言葉が湧き上がる』(21)にて声優としても確かな実績を重ねている杉咲が、前代未聞の極秘ミッションに挑む少年を演じました。沢渡家の人工知能搭載家庭用ロボットのナナコを演じるのは、人気と実力を兼ね備えた悠木碧。アニメ「魔法少⼥まどか☆マギカ」鹿目まどか役、アニメ「ポケットモンスターベストウイッシュ」アイリス役、『君の名は。』名取早耶⾹役など、目覚ましい活躍を続ける悠木が空中を浮遊し悠真の世話を焼くロボット役に。

監督を務めるのは黒川智之(「PSYCHO-PASSサイコパス」シリーズ(15~)演出、「龍の歯医者」(17)総演出)、脚本を佐藤大(劇場アニメ『ドラえもんのび太の宇宙小戦争2021』(21)、「交響詩篇エウレカセブン」シリーズ(05~))、アニメーションキャラクター原案・コンセプトデザインはpomodorosa(「LISTENERS リスナーズ」(20)キャラクター原案、「デカダンス」(20)キャラクターコンセプトデザイン)、アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督を吉⽥隆彦(「はたらく細胞」(18)キャラクターデザイン・総作画監督、「弱虫ペダル」(13)キャラクターデザイン・総作画監督)、音楽を横山克(「フルーツバスケット」(19〜)、映画『ちはやふる-結び-』(18)、連続テレビ小説「わろてんか」(17))、そしてアニメーション制作はゼロジー(Netflix「天空侵犯」(21)、「さんかく窓の外側は夜」(21))が担当する。

特報映像第二弾

杉咲花(沢渡悠真役)コメント

――今回の出演オファーを受けた際の感想を教えてください。
自分が価値を感じるものを信じ、守り、願い続ける悠真という人物を大切に演じなければと思うと緊張感がありました。
――実際に演じてみた感想を教えてください。
アフレコスタジオという極めて静かな空間のなかで、気持ちの変化を感じとりながら演じることの難しさを改めて感じました。ですが、素晴らしい声優陣のみなさまと同じ時間を共にさせていただけたことで、たくさんの発見と感動をいただいた特別な時間になりました。
――本作を楽しみに待って頂いている皆さまへ一言お願い致します。
こどもとおとなの狭間で地団駄を踏む悠真たちにとっての大きな冒険、小さな一歩を見届けられる物語だと思います。儚い出会いや鮮やかなひとときに触れられたとき、きっとあなたも、大切なものを抱きしめたくなるはずです。

悠木碧(ナナコ役)コメント

――今回のオファーを受けた際の感想を教えてください。
人ならざるものと人の織り成すお話が大好きなので、オーディションを受けた時からワクワクしていました。
ナナコで合格したと連絡を受けた時は本当に嬉しかったです!とにかくお話が素敵なので、収録の日がとっても楽しみでした!
――実際に演じてみた感想を教えてください。
いわゆるロボット系の子を演じる時って、その子がどのくらい高度な文明で作られているかによって、ロボ度が変わるので、さじ加減を調節していきました。
こんな未来があったらいいなぁと思ってもらえる雰囲気に仕上がったんじゃないかと思います!
――本作を楽しみに待って頂いている皆さまへ⼀⾔お願い致します。
原作ファンの方も、今から知っていただく方も、きっと楽しんで頂ける作品になっています!
人じゃないもの達が描かれるからこそ、人の人らしさが、いいところも悪いところもひっくるめて、描かれているので、劇場で、体温を感じてもらえたら嬉しいです。

『ぼくらのよあけ』は2022年10月より全国で公開!
監督:黒川智之
声の出演:杉咲花、悠木碧
©今井哲也・講談社/2022「ぼくらのよあけ」製作委員会