映画と演劇を融合したムビ×ステ第3弾の映画『漆黒天 -終の語り-』の大ヒット御礼舞台挨拶が7月9日(土)に新宿バルト9で行われ、荒木宏文、松田凌、長妻怜央(7ORDER)、梅津瑞樹、小島藤子、松本寛也、小澤雄太、鈴木裕樹、末満健一が登壇した。

東映が仕掛けるプロジェクト「ムービー(映画)とステージ(演劇) の挑戦的な融合」である【ムビ×ステ】。2019年の<第一弾>映画『GOZEN-純恋の剣-』&舞台『GOZEN-狂乱の剣-』、2020年の<第二弾>映画『死神遣いの事件帖 –傀儡夜曲-』&舞台『死神遣いの事件帖 –鎮魂協曲-』に続く第三弾では映画・舞台ともに主演・荒木宏文、脚本・末満健一がタッグを組む。

京都の撮影での思い出を「荒木さんとのシーンだけでほかの方にお会いしてない。すれ違いもなかったんです」という小島は「別物みたいな感じです(笑)」と振り返った。そんな小島とは、本作の前に夫婦役として共演したことがあるという松田は「一抹の嫉妬を抱えつつ、今回の撮影に」と明かし、笑いを誘った。

舞台『漆黒天 -始の語り-』の稽古が始まっているというが、「連動してないとできることじゃない」と<ムビ×ステ>ならではの展開を感じている様子の荒木。そんな稽古の様子は「楽しいですよ」といい、長妻も「お兄ちゃんが二郎太(松田)くんなんですけど、ツボなんです。お芝居がすごいおもしろいんです。お兄ちゃんの勢いがすごすぎて圧倒されています」と言うと、松田からは「ご存知のとおり、三郎太のほうがおもしろいです」と返し、笑いを誘った。

さらに松田は「一個エピソードがあるんですけど、舞台のアフタートークがありまして、舞台後にしかできない話もあるので、今話したくなったんですけど、そのときに話します。来てください(笑)」とアピールした。

映画の脚本、舞台の作・演出を務めた末満は、舞台版の魅力について「荒木くんの一人二役の見事な切り替えも見どころです。映画だと顔出しくらいの出演だった方もいらっしゃるんですけど舞台はガッツリ出ているので。舞台を見ると映画を見たくなって、映画を見ると舞台を見たくなると思う」とコメント。

最後に荒木は「今のうちにたくさん見ていただけたら、いろんな答えを持つことができると思う。いろんな答えを準備して、舞台に足を運んでいただければ」とメッセージを送った。

【写真・文/蔭山勝也】

映画『漆黒天 -終の語り-』は公開中!
監督・アクション監督:坂本浩一
出演:荒木宏文、小宮有紗、松田凌、長妻怜央(7ORDER)、橋本祥平、松本寛也/小島藤子、梅津瑞樹、小澤雄太、鈴木裕樹、唐橋充/宇梶剛士
舞台『漆黒天 -始の語り-』は2022年8・9月に上演!
作・演出:末満健一
出演:荒木宏文、松田凌、長妻怜央(7ORDER)、梅津瑞樹/小島藤子、橋本祥平、松本寛也、加藤大悟、安田桃太郎、小澤雄太、鈴木裕樹
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