燃え殻原作のミステリアスでビタースイートなラブストーリー『すべて忘れてしまうから』で主人公“M”の突然消えた恋人“F”を尾野真千子が演じることが発表され、併せて最新予告映像が解禁された。

次々と映像化される話題の作家の1人である燃え殻の同名エッセイを、ディズニープラス「スター」の日本発オリジナルドラマシリーズとしてドラマ化。ハロウィンの夜に突如姿を消した恋人をめぐる、ミステリアスでビタースイートなラブストーリーを描く。阿部寛演じる、大ヒット作もないまま小説を描き続けている地味で主体性がないミステリー作家“M”は、消えた恋人“F”を探すことに。しかし、次第に“F”の知らない顔や秘密があきらかになっていく…。そんな主人公Mが通う行きつけであり、ハロウィンの夜に彼女が消えた場所でもある、物語のキーとなる舞台“Bar 灯台”のオーナーを、26年ぶりの演技となり、ドラマ作品への出演も初となるCharaが演じ、同じバーで働く元バンドマンの料理人役を宮藤官九郎が務める。

今回、ついに阿部寛演じる主人公“M”の消えた恋人“F”を尾野真千子が演じることが発表された。先日行われた配信直前イベントでも正体は明かされず注目を集めていたが、阿部寛と尾野真千子は2016年公開の映画『エヴェレスト 神々の山嶺』以来、6年ぶり2度目の共演となる。前回も恋人役で共演しており、偶然にも本作でも恋人役という関係性だが、本作での2人の恋はどうなるのか。

本作の重要な鍵を握る“F”について、尾野は「自分に似ているとは思いません。でも、謎めいていて、不思議な行動をする人と思いきや、なんだか、その気持ちがわかるような、近くにこういう人いる、もしかしたら、私も“F”に近いのかもと思えるような人なんです」と、自分とは違う部分がありつつもシンパシーを感じられるキャラクター像を語った。初めて台本を読んだ際には「ヒロインの“F”が謎めいていて、その役ができるなら楽しいだろうな、どんなふうにやれるかな、とか、この役が決定する前から、わくわくして、いろんな想像をしました。あと名前が、“F”とか“M”とか、これ何?何?と興味をそそられました」と感じたと楽しみながら撮影に臨んだことを明かした。

そして、いよいよ本日より配信される本作に「私もとても楽しみです。“M”を演じた阿部さんや他の役者さん達も期待を裏切らない面白さで、皆さんをふわっと楽しませてくれると思います。さー“F”は最初どんな姿で現れるかな~???」とコメントを寄せた。

併せて、阿部寛演じる小説家“M”、尾野が演じる消えた恋人“F”をはじめ、魅力的なキャラクターが集い、“F”の失踪のきっかけと“M”と“F”がすれ違う胸を締め付ける最新予告映像が解禁された。映像は、ハロウィンの日に消えた“F”を“M”が匿っていると疑う“F”の姉がBar 灯台を訪れる場面から始まる。そこで、初めて“F”が多額の遺産を手にしたことを知った“M”は、全く聞かされていなかった事実に戸惑いを隠せない。その後、周囲から促されて渋々“F”を探す中で、大島演じる謎の美女や職場の人たちなど、周囲の人達から聞かされる“F”の話から、“M”は自身が”F“について何も知らなかったという事実に気付いていく。さらに、“M”はこれまでの人生を振り返り、自身が彼女だけでなく自分自身とも向き合ってこなかったことにも気付かされる。久しぶりに連絡の取れた“F”からかかってきた電話で頼まれた“M”への<お願い>とは、そして彼女が失踪した本当の理由とは―。

予告にあわせて、音源が解禁となったTENDREが初めて手掛ける劇伴と、本作のエンディング楽曲の一曲でもある七尾旅人が歌う「ドンセイグッバイ」。物語に優しく寄り添うようなそのメロディは、本作の世界観をよりエモーショナルに感じさせてくれる楽曲となっている。「大切な人のこと、すべて知っていますか?」という問いは、楽しいことも、辛いことも、様々な時間を過ごしてきた大人だからこそ、より深く嚙み締めることの出来るメッセージなのかもしれない。

最新予告映像

『すべて忘れてしまうから』はディズニープラスのスターで2022年9月14日(水)より配信!
監督・脚本:岨手由貴子、沖田修一、大江崇允
主演:阿部寛、尾野真千子、宮藤官九郎、酒井美紀、渡辺大知、見栄晴、鳴海唯、青木柚、岩谷健司、嶺豪一、ぼくもとさきこ、ニクまろ、大島優子、渡辺いっけい、草笛光子、Chara
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