幕張メッセで開催された「東京コミコン2022」で11月27日(日)に行われたセレブ・ステージにヘイデン・クリステンセン、ダニエル・ローガンが登壇した。

2016年の第1回から毎年海外の有名俳優や著名アーティストとのコミュニケーション、映画で使用されたプロップ(小道具)の展示・撮影、コスプレイヤー同士の交流の場などを設け、ポップ・カルチャーの祭典として熱狂と感動を積み上げてきた東京コミックコンベンション(東京コミコン)。今年は3年ぶりのリアル開催として、11月25日(金)~27日(日)に幕張メッセで開催された。

『スター・ウォーズ』シリーズでアナキン・スカイウォーカー役を演じ、世界中で一躍有名となったヘイデン・クリステンセンは、東京コミコンへの参加は初。今年配信開始されたドラマ『オビ=ワン・ケノービ』でもダース・ベイダー役として出演している。ダニエル・ローガンは、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』や『スター・ウォーズ/クローンウォーズ』でボバ・フェット役を務め、東京コミコンへの参加回数はこれまでの来日セレブゲストの中で最多となり、東京コミコンの“親善大使”も務めている。

ステージ中央奥から大きく手を振って登場した2人は満場の来場者を見て、「初めて日本に来たのは20年前ですが、皆さん温かくて日本の文化も大好きです。皆さんと心が通じ合えて、みんなとコネクト出来て嬉しいです」と挨拶したヘイデン、ダニエルも「今も東京コミコン親善大使もやっていますし、皆さん愛してます!日本大好き!」と挨拶した。

今年、ディズニープラスで独占配信中のドラマ『オビ=ワン・ケノービ』で久しぶりにアナキン・スカイウォーカーを演じたことについてヘイデンは「『スター・ウォーズ』にカムバック出来て、ユアン・マクレガーとも再会できて、衣装もまた着られて嬉しかったですし、監督のデボラ・チョウも素晴らしかったです。かなり時間が空いていましたがその間に自分自身も、そして自分の演技も成長したと思います。20年前にやったキャラクターを再び演じられるのは本当に嬉しいです。今回はベイダーのマスクの下にいるアナキンの存在を意識しながら演技していました」とアナキン再演の喜びと、時間を経た事による演技アプローチの変化も語った。

ジェダイでもシスでもないボバ・フェットが何故これほど人気があるのか聞かれたダニエルは「最初は出演シーンもとても少なかったので、多くの人が自分で彼のバックストーリーやイメージをを想像して楽しんで下さったのが良かったと思います。彼はライトサイドでもダークサイドでも無い存在ですが、子供の頃にジェダイに自分の父親を殺されているので、将来ひょっとしたらダークサイドに行くかもしれないですね」とボバ・フェットの未来予想まで話した。なお最初に、目の前で父親の首が切り落とされる役、というのを聞いた時には「グレイト!」と叫び、そのシーンを実際に映画館で観た時には「やったー!」と叫んだそう。

ヘイデンは自身が演じた光と闇のキャラクター(アナキン・スカイウォーカーとダース・ベイダー)に関して、「アナキンが徐々に、見た目も価値観も違うダース・ベイダーにシフトしていく細かい様子を意識して演じました。デザイナーさんの影響も大きく、エピソード2からエピソード3で大きく衣装が変わり、ローブの細かい部分も変わって、顔に掛かっている影も変わっているんです」と光から闇のキャラクターへの変化のアプローチを語った。

『スター・ウォーズ』の生みの親であるジョージ・ルーカスに関するエピソードを聞かれた2人は、ダニエルが「君は全体のストーリーは知る必要は無いから、自分のシーンに集中して」というアドバイスをもらったというエピソードを披露すると、ヘイデンもアナキン役に決定した時に「この役は君のものだ」と言われて信じられない思いをしたことを披露。そして実際の撮影では「90%がブルー/グリーンスクリーンでの撮影だったのでイマジネーションを働かせないといけなかったのですが、演技は生ものですからとてもやりがいがありました」という経験談も語った。

最後に2人は揃って『スター・ウォーズ』の決め台詞「May the Force be with you(フォースと共にあらんことを)」と叫んだあと、ダニエルが日本語で「また、来年ね!ありがと!」と言うとアナキンも「私もまた来たい!」と力強いメッセージをファンに残してステージを終えた。

【提供写真・オフィシャルレポート】

「東京コミックコンベンション2022」(東京コミコン2022)は2022年11月25日(金)~27日(日)に幕張メッセで開催!
 東京コミコン2022公式WEBサイト