『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』のワールドプレミアが4月27日[現地時間]にロサンゼルス・ハリウッドのドルビーシアターで行われた。

本作の監督を務めるのは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの脚本・監督を務めるジェームズ・ガン。キャスト陣には、クリス・プラット(ピーター・クイル)、ブラッドリー・クーパー(ロケット)、ヴィン・ディーゼル(グルート)、ゾーイ・サルダナ(ガモーラ)、カレン・ギラン(ネビュラ)、デイヴ・バウティスタ(ドラックス)、ポム・クレメンティエフ(マンティス)など、お馴染みのメンバーが集結。シリーズ最新作を最もドラマティックかつ、壮大なスケールで描き出す。マーベル史上最もヒーローらしくないガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの冒険が再び幕を開ける。

最後にして最大の“お祭り騒ぎ”が描かれる本作にふさわしく、まるでDJブースのようなステージが中央に設置された会場には、主人公ピーター・クイルやガモーラ、ネビュラ、マンティスといったシリーズの主要キャラクターたちはもちろん、本作で初登場となる全身が金色に輝くアダム・ウォーロックなど、再現度の高い気合の入った本格コスプレをした大勢のファンが詰めかけ、興奮の歓声が止まらない中でイベントは行われた。

熱気あふれる会場に登場したのは豪華《ガーディアンズ》キャストとスタッフたち。愛する人を失い傷心中の《ガーディアンズ》のリーダー、ピーター・クイル/スター・ロード役のクリス・プラット。本作でその過去がついに明らかとなり物語の鍵を握る銀河一凶暴なアライグマ・ロケットの声を担当したブラッドリー・クーパー。樹木型ヒューマノイド・グルートの声を担当したヴィン・ディーゼル、父サノスによって改造された“こじらせ系”暗殺者・ネビュラ役のカレン・ギラン。身体に触れただけで心が読める天然系エスパー・マンティス役のポム・クレメンティエフと、シリーズおなじみの主要キャストが勢ぞろい。

さらに、クラグリン役のショーン・ガン、コスモの声を担当したマリア・バカローヴァ、本作でガーディアンズの前に立ちはだかる最凶の敵として初登場する新キャラクター、ハイ・エボリューショナリー役のチュクーディ・イウジ、黄金に輝く身体をもつ謎の男、アダム・ウォーロック役のウィル・ポールターら超豪華キャスト陣が大集結。

そして、シリーズ全作品の監督を務めてきたジェームズ・ガン、マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギもレッドカーペットならぬ、本作をイメージしたパープルカーペットに登場。ほかにもエリザベス・デビッキ、ダニエラ・メルシオール、アメリカ・チャベス役でMCUの仲間入りを果たしたソーチー・ゴメスらも登場し、ファンとの写真撮影やサインに応じるなど大歓声に包まれた。

イベントでは、シリーズ1作目で使用された「Hooked On a Feeling」が流れる中キャストたちが姿を表すという、ファンにはたまらない粋な演出で、会場の熱気も急上昇。錚々たるキャスト・監督が一堂に集結し、LAが瞬く間にして<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>一色の世界へと変貌し、絢爛豪華なワールドプレミアは大盛り上がりのイベントとなった。

ラストバトルを迎える本シリーズにジェームズ・ガン監督は「12年前からこの映画を作り始め、脚本を書き、監督をし、作品を完成させたんだ。だから、これは私の人生の大部分を占めている。そして、みんなが愛してくれるような3作目の映画ができたことを本当に誇りに思う」と話し、「日本のガーディアンズファンは最高です!最初の映画が公開されて以来、何度も日本に行っているので、みんなに映画を見てもらうのが楽しみで仕方ないよ。世界でも特に好きな場所が、東京と京都なんだ」と日本のファンに向けてメッセージを寄せた。

クリス・プラットは「10年だよ。このとんでもなくすばらしい旅の最終章となってしまったわけだ。それでもページは先に進まないといけない。本当の意味で、ある一時代の終わり、ということだよね」と振り返り、「日本のファンのみなさん!君たちのことを本当に愛しているよ。君たちのために作った本作を、早く見てもらいたくて待ち切れないさ!本作の感想を、ぜひ聞かせてほしいな!みんなのことを愛しているよ」とメッセージを送った。

ブラッドリー・クーパーも「こんなに時が経ってしまったなんて信じられない。さっきもみんなで、もうそんなに長い年月が経っていたんだなって話していたんだ」と感慨深げな様子。カレン・ギランは、長らく作品を共にしてきた共演者について「みんなと会えなくなるのは、本当につらい。かれこれ10年来の付き合いで、一緒に仕事をしているから、本当に家族のような感じ。みんなとても素敵なのよ。みんな大好きだから、お別れを考えるのはとても辛いわ」とコメント。

また、ポム・クレメンティエフは「日本公開日の5月3日は私の誕生日でもあるの!日本のファンの皆さん、早く映画を観てほしいです。きっとすごいことになりますよ。ティッシュを持って来てね。とても感情的だけど、とても面白いし、アクションもたくさんあるよ。マンティスは日本の皆さんを愛しています」と日本のファンにアピール。

今回、初登場となる新キャラクターを演じるウィル・ポールターは「そんなことがあるかと思うだろうけれど、家族や友人の多くは、僕なんかよりずっと驚いていたよ。僕自身はマーベル・シネマティック・ユニバースの一員になれたことにとても感謝している。特にこの、アダム・ウォーロックというキャラクターを演じることになったのは、僕自身がそのキャラクターを大事なものであると思っていたし、役を演じる心理の上でもとても興味深い役だったから、そういう役を任されたことに感謝しているよ」と明かし、「日本には行ったことがないので、ぜひ行ってみたいと思っています。日本の文化も、私が知っている限りのところですが、大好きなんです。すぐにでも出かけていきたい気分です」とコメントを寄せている。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』は2023年5月3日(水・祝)より全国で公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© Marvel Studios 2023