第36回東京国際映画祭ユース部門特別企画として、中学生向けの映画制作ワークショップ「TIFFティーンズ映画教室2023」が夏休み期間中に実施されることが決定、参加者の募集が開始された。

「TIFFティーンズ映画教室2023」は、本格的な映画づくりに挑戦するワークショップ。プロの映画監督やスタッフとともに、プロット作りから撮影、編集など映画作りのすべての過程を中学生たち主体で進めていく。完成作品は、今秋開催の第36回東京国際映画祭のスクリーンでワールドプレミア上映される。全国各地でこどもたちを対象に、映画鑑賞・制作ワークショップを開催してきた「一般社団法人こども映画教室」と共に、特別講師として『宮本から君へ』の真利子哲也監督を迎え、千代田区にある施設を拠点として、中学生がプロの映画監督やスタッフとともに本格的な映画づくりに挑戦する。

真利子哲也 コメント

小学生の頃、父がテレビで録画した映画をよく一緒に観ていました。映画館にも連れていってもらって、知らないうちに映画は特別な体験だと思うようになりました。中学生になって家の近くのレンタルビデオ店で自分から映画を観るようになって、高校生の頃にはぼんやりと自分が好きな映画ができて、大学生ではじめて映画の話をする友達ができて、サークルの8mmカメラで短編映画を作りはじめました。気の向くままに遊んでいたあの頃の短編映画は、今でもぼくの代表作です。映画は十人十色で正解も間違いもなかったりするからおもしろい。どんな映画にも良いところがあるもので、デタラメなものこそ素晴らしかったりする。夏休みの子どもたちがみんな一緒になって、わからないことは考えて発見しながら、映画の奥の深さをトコトン遊び尽くしたいと思います。

対象者中学生で定員は18名、参加費は無料(メイキング映像を含むDVD&文集 6,000円)。参加申込みは、6月12日(月)~7月14日(金)に 映画祭公式サイトおよびこども 映画教室公式サイトにて受付。

第36回東京国際映画祭は2023年10月23日(月)~11月1日(水)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催