『おいしい給食 season3』の1、2話最速プレミア上映会が10月5日(木)に新宿ピカデリーで行われ、市原隼人、大原優乃、田澤泰粋、綾部慎弥監督が登壇した。

『おいしい給食』は、1980年代の中学校を舞台とした笑って泣ける学園食育エンターテインメント。給食マニアの教師・甘利田幸男と、給食マニアの生徒・神野ゴウによる、どちらが給食を“おいしく食べるか”という闘いを描き、若者からお年寄りまで幅広い層に絶大な支持を得た。昨年公開された『劇場版 おいしい給食 卒業』のラストでは、甘利田の函館への転勤が決まり、給食のライバルだったゴウとの別れで幕を閉じた。今回連続ドラマの舞台は函館。北の地オリジナルの献立や食材に囲まれて、新たなる給食道が幕を開ける。

イベントでは、劇中で演じた甘利田幸男として登場した市原が客席を通って登壇、ステージでは校歌に合わせてダンスを披露し、会場を沸かせた。「息が切れちゃって…(笑)」と笑う市原は「本当に奇跡です。今作品を好いてくださった全てのお客様に精一杯の恩返しをしたいと、今できるすべての力を尽くしました」といい、「給食を食べてるだけなのに意識が飛んだんです。それほどハードです」と明かした。その市原の姿を見て、大原は「今日改めてたくさんの方が、甘利田先生を見て笑顔になられている姿を見て、私は本当に素晴らしい作品に参加させてもらったんだなと改めて感動しています」と感慨深げな様子だった。

本作について「キャパオーバーでした。やれる限りの事をすべて尽くしたつもりです」という市原だが、新シーズンの舞台となる函館が舞台となっているが、撮影については「函館でしか撮れないものがたくさん撮れた」という市原。「主役は子どもたちだと思っています」という市原は「撮影の前の日に函館山にプライベートで登ったんです。みんなで記念撮影をしていたんですけど楽しくて」と振り返った。

今回初の教師役を演じる大原は「(これまでは)生徒役をやってきた分、いろいろな教師役の方を見させていただいたのでプレッシャーや不安もあったんですけど、生徒のみなさんに先生にしていただいたと感謝しています」と撮影を振り返った。市原との共演については「役柄と同じように、市原さんがこの作品の真ん中に立たれて現場にいらっしゃる姿を見て多くのことを学ばせていただきました。心から尊敬しています」と語った。さらに大原は「市原さんが撮影終わりにジンギスカンに連れて行ってくださって。お仕事の悩みを聞いていただいたり、たくさんお話をさせていただきました。うれしかったです」と明かした。

イベントの終盤では、市原から映画第3弾の公開が発表された。「映画になると物語に深みが出てくるんです。よりチャーミングな人間性が出てくるんです。登場人物全てのチャーミングな一面を楽しんでいただける」、大原は「ドラマ10話、映画を経てどう成長していくのか、そして甘利田先生との恋模様は…(笑)」と思わず笑いがこぼれ、市原は「(甘利田は)恋するといつも変な方向に」と笑いを誘った。

【写真・文/編集部】

『おいしい給食 season3』は2023年10月よりテレビ神奈川、TOKYO MX、BS12トゥエルビ他にて順次放送
監督:綾部真弥、田口桂
出演:市原隼人、大原優乃、田澤泰粋、栄信、六平直政、いとうまい子、高畑淳子、小堺一機
©2023「おいしい給食」製作委員会