BOYS AND MEN 平松賢人主演で贈るパラレルワールドへ迷い込む“時”をかける愛の物語『右へいってしまった人』が今冬に公開されることが決定した。

映画『KATACHI』で長編デビューを飾った堂野アキノリ監督の2作目となる長編作品『右へいってしまった人』は、BOYS AND MENの平松賢人を主演に迎え、実在する巨大シェアハウス、オークハウスを舞台に、パラレルワールドを題材としたラブストーリー。

東海地方を中心に、歌にダンス、ドラマ、バラエティと幅広い活躍を見せるボイメンことBOYS AND MENのメインボーカルである平松賢人が主人公の鷹介役としてボーカルを務める、劇中に登場するSUNSET SEASONというバンド。彼らが演奏する劇中歌6曲が公開同日にサントラCDとしてTOKYO RABBIT RECORDSより発売される。水帆に対しての愛の歌をさまざまな角度で、表現した6曲。映画だけではなく、音楽としても多角的に表現されており、今の時代を様々な感情を抱いて生きる人々とって、見過ごしてしまいがちな“大事なものは何か?”ということを気づかせてくれる作品である。

平松賢人 コメント

演者スタッフ全員で心を動かしながら作りました。戸惑い嫉妬し傷付き、色んな感情を抱きながら撮影した映像には、皆の心が映っていると思います。
沢山の情報が入り混じりシンプルではなくなった世の中ですが、皆さんにとって本当に大切なものが何なのかを見つめ直す小さなキッカケに、この映画がなればいいなと思います。

堂野アキノリ(監督)コメント

本作品は、初の書き下ろし純愛ラブストーリー作品で、ずっとやりたかった音楽作家としても楽曲を通して物語を表現するという試みです。世の中言葉だけでは、伝わらない、逆に言葉によって誤解を招くことも多くあると思うのですが、そんな言葉にならない感情を、キャストが表現してくれたと思っています。平松賢人さんの魂そのもので歌ってくれた歌唱シーンは圧巻でした。またそれを受けた高田夏帆さんの画面から飛び出してくるかと思うような強い想念が、間違いなくこの作品を映画にしてくれたと感じました。

ストーリー

40歳の鷹介はシェアハウス生活していた時代に、仲間と海へ遊びに行った28歳の時の夢を連夜見る。その夢の中、現実では左の駐車場に停めるはずだった仲間と乗り合わせた車は、右の駐車場へと停まる。その日出会うはずだった、同じシェアハウスで暮らしていて別のグループで海に来ていた若かりし頃の妻、水帆と鷹介は、出会わない。ある日、また同じようにその海へ行った過去の夢を見るが、鷹介はその夢から朝覚めることができず、そのまま日常となり、パラレルワールドへと迷い込む。過去の世界にタイムリープしてしまった鷹介は、左ではなく、右の駐車場に車を停めるという、たった一つの選択の違いで水帆とすれ違い、水帆は、その世界線上では鷹介の親友、修二と付き合ってしまうことになる。

『右へいってしまった人』
監督・脚本:堂野アキノリ
出演:平松賢人(BOYS AND MEN)、高田夏帆
配給:REGENTS
©2023「右へいってしまった人」製作委員会