『おまえの罪を自白しろ』の親子で“自白”試写イベントが10月15日(日)に丸の内ピカデリーで行われ、中島健人、浅利陽介、佐藤恋和が登壇した。

江戸川乱歩賞をはじめ、数々の賞を受賞する社会派ミステリーのヒットメーカー・真保裕一の同名小説を、映画『舞妓Haaaan!!!』(07)をはじめ、ドラマ「Mother」(10/NTV)「Woman」(13/NTV)など多くのヒット作を生み出してきた水田伸生監督が映画化。疑惑を抱える国会議員・宇田清治郎(堤真一)の、幼い孫娘が誘拐された。犯人からの要求は身代金ではなく、「明日午後5時までに記者会見を開き、おまえの罪を自白しろ」という脅迫だった。清治郎の息子で議員秘書を務める宇田晄司(中島健人)は、家族の命を救うため、前代未聞の大事件に挑む。

上映後のイベントに登壇した中島は「自白しきった感じの顔をしているのでうれしいです」と笑顔を見せた。撮影では「堤(真一)さんを筆頭に、お話をしながら健人くんとかも交えて。シリアスなところが多かったりするので普段は他愛もない話で盛り上がって笑っていました。山梨で」という浅利は「とにかく暑かった。基本的にセクシーに胸元を開けながらの中島さんを間近で見ました(笑)」と振り返った。その中島は「浅利さんが来てくれると笑顔になれるというか、救われました」と明かすと、浅利は「ゆるいからでしょ?(笑)マスオさん感がある」と笑いを誘った。

イベントでは、親子限定試写会にちなんで、事前に募集した“親子の告白”を紹介。親に隠し事があるという子の自白にMCから“子どもの頃に隠し事はありましたか?”と聞かれた中島は「好きな人がいることは全部隠していました。言えなかったです、恥ずかしくて。親が会いたがるから、母が会いたがるから。『見たい、見たい!』と会いたがる」と明かし、会場を沸かせた。その後も、“もらった肩たたき券を今でも持っている”というほっこりするエピソードに、「ドラマ化したい」と笑顔を見せる中島、浅利も「心がほぐれる」と共感するなど、次々と“自白エピソード”を披露。

さらに、「今年20歳になるので感謝の気持ちを伝えたい」という自白に、浅利は「どんなお酒を飲むんですかね。お父さんとお酒飲んだことは?」と中島に問いかけ、中島は「父が僕に最初に出したカクテルに名前を付けていました。20歳になった時に『これをお前にやるよ。“トゥエンティー ケンティー シャイニングスター”だよ』と。その瞬間に“俺この人の息子だ”って思って(笑)真顔でそれをやるから。だから俺こうなんだって思っちゃった」と明かし、「健人みたいな感じの。ユーモアあるね」とコメントした。

イベントの終盤では、中島演じる宇田晄司の姪で、浅利陽介演じる緒形恒之の娘・緒形柚葉を演じる佐藤恋和が登壇し、中島と浅利に花束を贈呈した。「今日は中島さんにデレデレしないようにがんばります」という佐藤に、中島は「キュンキュンきますね」と満面の笑みを浮かべ、浅利は「撮影現場でもそうなんですけど、(佐藤は)中島さんがいらっしゃると見るんです、僕がしゃべっても中島さんに目線が戻っていく」と明かし、笑いを誘った。

撮影では「恋和ちゃんは(撮影が行われた)去年はまだ幼稚園で、すごく小さいのに、僕に対して、恋和ちゃんのステッカーが入ったオリジナルのお菓子をプレゼントしてくれたり、周りの人に気配りをしてくれるのが若きプリンセスながらにすごく持っていたので素晴らしい子だと思いました」と明かした中島。

最後に中島は「劇場に来てくださるすべての方々にとってのエネルギーになる映画になると思っています。この映画をきっかけに、今日、そして明日をみなさんも変えていただけるといいなと思います」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『おまえの罪を自白しろ』は2023年10月20日(金)より全国で公開
監督:水田伸生
出演:中島健人、堤真一
池田エライザ、山崎育三郎、中島歩、美波
浅利陽介、三浦誠己、矢柴俊博、柏原収史、中村歌昇、佐藤恋和、アキラ100%、山崎一
尾美としのり、池田成志、橋本じゅん、春海四方、小林勝也、菅原大吉、升毅、平泉成
尾野真千子、金田明夫、角野卓造
配給:松竹
©2023「おまえの罪を自白しろ」製作委員会