主演・山田涼介×浜辺美波『サイレントラブ』の本編映像が解禁された。

主人公の青年・蒼が心惹かれたのは、目が不自由になり夢が途絶えかけている音大生の美夏。ある出来事をきっかけに声を発することをやめた蒼は、美夏とのかけがえのない時間を過ごしていくが―。蒼と美夏が、静かに思いを紡いでいく、この冬一番切ないラブストーリー。主人公・蒼役にはラブストーリー映画初主演となる山田涼介。不慮の事故で目が不自由になり、絶望の中でもがくピアニスト志望の音大生・美夏役には浜辺美波。音楽は久石譲が担当し、優しくもどこか切ない音色が2人の物語に花を添える。

1月26日(金)に公開を迎えた本作は、26日(金)~28日(日)の3日間で、動員約15万5,363人、興収2億1,224万6,000円を記録し、週末興行ランキング新作実写作品で1位の好調スタートを切った。SNSでは「サイレントラブよかった・・泣いた」「美夏のパッと表情が変わるあの演奏シーンの浜辺美波ちゃん、演技力おばけだなって感じた。対して嫉妬心で溢れているであろう蒼の表情も素晴らしくて見ていて本当にしんどくなる」「山田くん演じる蒼くんは声での表現が無い役だったけどその代わりにすごく表情や瞳に目がいくし痛いくらい感情が伝わってきて凄かった。言葉がないって演じる側からしたら激ムズだろうけど山田くんはちゃんとその表現が伝わってきたから解釈の余地が広がる感じもあって楽しかった」「美夏を演じる浜辺美波さんの目の演技も凄かった」「本当のテーマみたいなものに気づいた瞬間から一気に解釈が広がって面白くなった」など、絶賛コメントが多数寄せられ、リピーターも続出している。

今回解禁された本編映像は、音大生・美夏がいつものように旧講堂でピアノを練習しているシーンから始まる。非常勤講師でピアニストの北村は、蒼からピアノが弾けない自分の代わりに美夏のためにピアノを弾いて欲しい。という頼みを聞いて美夏の練習に付き合っていた。そんな北村は美夏の隣でピアノを弾き始め、それに応えるように美夏もピアノを弾く連弾シーン。

初めは強張った表情の美夏だったが、連弾が盛り上がるにつれ柔らかい表情に変化していく。そんな美夏の笑顔を優しく見つめる北村。一方で蒼は、2人に近づく事も出来ずただ窓越しから美夏を見つめている。自分では埋める事の出来ない現実を目の当たりにした蒼の表情と、そしてその場を立ち去る蒼の後ろ姿がなんとも切ないシーンだ。

本作では、声を発することをやめた蒼と、目が不自由な美夏が、互いの心を通わすキーアイテムとなるのがピアノである。浜辺と野村が連弾するシーンの撮影について浜辺は「連弾のシーンは片手だけなのですごく集中できるんですよね。ピアノのシーンは総じて(目の不自由な)役柄的にも苦しい部分が多かったんですけど、きらきら星はすごく楽しくて…」とコメント。美夏を演じるためにかなりピアノを練習したそうで、それについて内田監督は「毎日、撮影しないパートもちゃんと通しで、何時間も練習していました。最終的には全曲弾けるようになっていたので驚きましたね」と浜辺のストイックな姿を明かした。

そして本作で久々の共演となる野村について浜辺は「実は小さいときに共演しているんですけど、とても久しぶりにご一緒して、凄くお話が面白くて頼れる兄貴みたいな感じで」と話し、「野村さんと合間もずっと練習って言いながら弾いていました。楽しかったです」と現場での様子を振り返った。一方、本作で初挑戦だったという野村は「ピアノの練習も1か月…もっとやったんですけど、弾ける訳がない曲をたくさんやっていたので、必死こいてやってたんですけど…」と練習に苦労した様子。しかし「みんなが『上手くなったねっ』て言ってくれて。『本当にピアニストになってたよ』って。その言葉を信じてみようかなって(笑)そうなっていたらいいなって思いながらやってました」とピアノ演奏シーンに対する期待も語った。

本編映像

『サイレントラブ』は全国で公開中
原案・脚本・監督:内田英治
出演:山田涼介、浜辺美波
野村周平/吉村界人、SWAY、中島歩、円井わん 
辰巳琢郎/古田新太
配給:ギャガ
©2024「サイレントラブ」製作委員会