2555年から現代へ…地球の存亡を賭けたタイムトラベルがはじまる――フランス発のSF映画『LE VISITEUR DU FUTUR(原題)』が『フューチャー・ウォーズ』の邦題で5月10日(金)より公開されることが決定した。

2人の男の情熱から誕生した新感覚SFエンターテインメントである本作は2009年、監督を務めたフランソワ・デスクラックが当時暮らしていた学生寮の小さな部屋からはじまった。デスクラックは本作でタイムトラベラーに扮した友人のフローラン・ドリンと共に、彼らが愛して止まない『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『ターミネーター』などの傑作を念頭に置き、SF作品を作り上げるべく日夜語り明かしたという。アイデアは湯水の如く湧き上がるものの、実現に必要な予算はなかった。そこで、彼らは制約を逆手に取った。予算に合わせた物語を作ろうと。予算ゼロのスタートから、毎日3エピソードを撮り続けて誕生したのが本作の基になるWEBシリーズだった。それから13年、フランスでカルト的な人気を博したWEBシリーズは小説やコミックなどのメディアミックスを果たし、満を持して劇場映画として本作が製作された。

監督のデスクラックは誰しもが楽しめる作品を作ることを目標としたという。「土曜日の夜に家族が集まって団欒の場で観るような、そんな作品です。もちろん友人とでも構いません。90年代に私が見に行っていたような、誰もが楽しめる映画にしたかったのです」そしてデスクラックは脚本の執筆にとりかかるにあたり、プロデューサーから「製作費のことは気にせず、1,200万ユーロあるつもりで書きなさい」と言われたが、実際には400万ユーロという限られた製作費に合わせて臨機応変に対応しなければならなかった。WEBシリーズやテレビで培った経験は、その時に大いに役立ったという。紆余曲折の末、完成した作品はフランスの観客はもちろん批評家からも大絶賛で迎えられた。果たしてフランス全土を沸かせた時間旅行の行方は―。

予告編

ストーリー

2555年――地球は終末の危機に瀕していた。人類を救うため、一人のタイムトラベラーが立ち上がる。彼に課せられた使命は2022年に戻り、世界を変えた“ある事件”を阻止し、歴史を変えること。しかし、歴史の改変を阻止すべく、時間警察の追手が迫っていた…。果たして、男は未来を変えることは出来るのか。

『フューチャー・ウォーズ』は2024年5月10日(金)より新宿バルト9ほか全国で公開
監督・脚本・製作:フランソワ・デスクラック
出演:アルノー・デュクレ、フローラン・ドリン、エンヤ・バルー、ラファエル・デスクラック、スリマン=バプティスト・ベルフン
配給:クロックワークス
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