『陰陽師0』の公開記念舞台挨拶が4月20日(土)に丸の内ピカデリーで行われ、山﨑賢人、染谷将太、奈緒、安藤政信、板垣李光人、佐藤嗣麻子監督が登壇、さらにサプライズゲストとして佐藤監督の夫で映画監督の山崎貴が登壇した。

夢枕獏の小説「陰陽師」は、平安時代に実在した《最強の呪術師》安倍晴明の活躍を描いた大ベストセラーシリーズ。1988年に刊行され、35年たった現在でも定期的に新刊が発売されており、シリーズ累計発行部数は680万部を超え、アジア・ヨーロッパなど世界でも人気を集めるなど、長きにわたり世界中を賑わす大人気コンテンツ。“陰陽師”というコンテンツはTVドラマ、アニメ、舞台、歌舞伎、ゲームなど多種多様に扱われてきたが、本作では安倍晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代を描いた完全オリジナルストーリーとして描く。

イベントでは、公開を祝して佐藤監督の夫で、『ゴジラ-1.0』では第96回アカデミー賞視覚効果賞を受賞した山崎監督がサプライズで登壇。「公開おめでとうございます」と佐藤監督に花束を贈呈した山崎監督は、佐藤監督の作品のVFXを山崎監督が担当していたことから「僕の原点」とコメントした。

一方で普段は「お互いの作品のことは、求められない限り一切ノータッチ」という山崎監督。本作についてもは「脚本も読んでいませんでしたし、内容も見ていなくて」と振り返った。

そんな中で「ある日見せてもらった。よかったです。これを作りたかったんだなと。彼女が長い間『陰陽師』を作りたくてずっと苦労していたのは見てたので」と明かし、「これができたのであれば今までの戦いが無駄ではなかったんだなと感動しました。本当によかったです、作れてよかったと思いました」と語った。

また、佐藤監督が「(山崎監督が)『ラストシーンがずるい』と言っていました、かっこよすぎて」というと、山崎監督は「うまいな~と思いながら見ていました」と改めて称賛した。

【写真・文/編集部】

『陰陽師0』は公開中
脚本・監督:佐藤嗣麻子
出演:山﨑賢人、染谷将太、奈緒、安藤政信、村上虹郎、板垣李光人、國村隼/北村一輝、小林薫
配給:ワーナー・ブラザース映画
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