真実と嘘の概念を打ち破る衝撃のサスペンス・スリラー『造られた殺人』が2016年11月19日（土）より全国で公開されることが決定した。

誤ったスクープを報道した記者、スクープの拡大を企む報道局、真実を暴こうとする刑事という報道の光と闇を張り詰めた緊張感とユーモアの絶妙な組み合わせで描いた本作。記者として致命的なミスを犯したにもかかわらず、思わず味方をしたくなるムヒョクの人間像もリアルに描き、“大スクープ”と“連続殺人事件”という2つのテーマを融合させ、予測不能のストーリー展開を見せる。

誤った情報提供をスクープ報道したことで窮地に陥る記者のムヒョク役を、『建築学概論』のナプトゥギ役で青龍映画賞新人男優賞を受賞し、『王の涙－イ・サンの決断－』『私の愛、私の花嫁』など相次いで出演するチョ・ジョンソク。報道局のペク局長役には年齢を重ねるごとに深みのある演技力を発揮する女優イ・ミスク、ムヒョクの妻スジン役に3年ぶりにスクリーンに復帰したイ・ハナ、映画界で縦横無尽に活躍するペ・ソンウがムヒョクに疑いの目を向ける刑事オ班長を演じる。

離婚と解雇の危機に直面していた記者ホ・ムヒョクは偶然耳にした情報提供の連絡を受け、連続殺人事件に関する一世一代のスクープをつかむ。しかし、自分が入手した連続殺人犯の自筆メモが、実は小説「良辰（リャンチェン）殺人記」の一節であることを知ったムヒョクは、世間を驚かせたスクープが前代未聞の大きな過ちであったことを悟る。自らの誤報という緊急事態に巻き込まれ不安な日々を送る一方、スクープが誤報であることを知らない報道局の上司に後続報道を迫られ、さらに連続殺人事件の捜査を続けてきた刑事に疑われる羽目に。その後、事件の真実を知っているという目撃者まで現れ、事態はますます混乱の中へ。そしてムヒョクの誤報どおりの殺人事件が発生してしまう―。