カンヌを騒然とさせた話題作『ネオン・デーモン』がミニシアターランキング1位の大ヒットスタートとなっている。

本年度カンヌ国際映画祭を“絶賛”と“非難”の真っ二つに引き裂いた本作。『ドライヴ』(2011)のN.W.レフン監督が最新作で描くのは、究極の美を追い求めるファッション業界の裏側に渦巻く欲望、白昼夢のような幻想的かつ煌びやかな映像。アルマーニ、サンローランなど名だたるブランドが衣装協力し、極上の映像美に輝きを加える。主演のエル・ファニングが自身の心のダークサイドに目覚めていくジェシーを鮮烈に演じており、監督が「クソ最高」と絶賛したキアヌ・リーヴスも見逃せない。

1月13日(金)より全国で公開された本作だが、TOHOシネマズ新宿では初日13日(金)は夜の回が満席、翌14日(土)は初回から4回目までがすべて満席となったほか、メイン館のTOHOシネマズ六本木ヒルズでも初回から4回目まで、TOHOシネマズ流山おおたかの森でも満席が出るなど、初日から3日間で計15回の満席が各地で出ており大盛況となっている。客層は男女比6対4と男性の比率が高く、20代~40代を中心にシニア層まで幅広く集まった。映画ファンが多く見られたほか、ファッションやカルチャー好きなカップルや、ハイセンスなものが好きな夫婦での鑑賞も見られる。

また、SNSでは「レフン監督史上、最高傑作!」「今年のぶっちぎりナンバー1!エル・ファニングが美しすぎる!」「脳に直接刺さるような映像と音楽にクラクラ!」など興奮の書き込みレビューを始め、「気持ち悪い!一回見たら頭から離れない! 」「今年NO.1の問題作!」「観に来たカップルが上映後も立ち上がらず、地獄みたいな顔をしてた」などの好奇心を掻き立てるようなレビューもあり、カンヌ国際映画祭での上映同様賛否分かれるクチコミで話題騒然となっている。また、劇中の煌びやかな映像を彷彿させるラメが施されたパンフレットも売切れの劇場が相次ぐほどの売れ行きとなっている。

『マレフィセント』で見せたかわいらしさから一転して、多くの人を虜にする美しさを見せるエル・ファニングの体当たりでの演技に注目だ。

映画『ネオン・デーモン』は2017年1月13日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国で公開!
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
出演:エル・ファニング、カール・グルスマン、ジェナ・マローン、ベラ・ヒースコート、アビー・リー、キアヌ・リーヴス
配給:ギャガ
© 2016, Space Rocket, Gaumont, Wild Bunch