イタリアの大ヒット風刺コメディ『Smetto quando voglio-Masterclass(原題)』が『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』の邦題で5月26日(土)より全国で公開されることが決定した。

2009年にギリシャで始まった欧州危機はイタリアにも拡大、ユーロ圏の深刻な不況はローマの大学研究者たちにも影響を及ぼし解雇者が続出。そうした学究の道を断たれ社会から弾き出された研究者たちが、その頭脳を使って社会を欺き、鬱屈した日常をぶっ飛ばすイタリア発の痛快な風刺コメディ。本作の前日譚『いつだってやめられる 7人の危ない教授たち』は、理系学者が高純度の合法ドラッグを製造しひと儲けを企む素人犯罪集団を組織する軽妙なストーリーでスマッシュヒットを記録。さらにスケールアップした本作がついに日本上陸する。

監督を務めたのはシドニー・シビリア。社会の片隅に追いやられている人々と、現代社会の抱えている問題をユーモアと皮肉を込めた抱腹絶倒のコメディへ昇華。自身も映像分野でキャリアを積みながらアルバイトで生計をたてていた世代のひとりであり、彼ならではの視点で描き出した。主人公の神経生物学者ピエトロ・ズィンニを演じるのは、日本での大ヒットも記憶に新しい『おとなの事情』のエドアルド・レオ。また、イタリア映画界を代表する名匠M.ベロッキオ、P.ヴィルズィからも厚い信頼を得てきたルイジ・ロ・カーショが作品に重厚感を与えている。

今回、予告編とポスタービジュアルが解禁された。一発逆転のチャンスを狙い合法ドラッグを製造し、逮捕された神経生物学者ピエトロ(エドアルド・レオ)は獄中でパオラ・コレッティ警部と取引きする。犯罪履歴の帳消しと引き換えに警察の捜査に協力することとなる彼は、かつて合法ドラッグを一緒に製造していたメンバーをもう一度集め、社会にはびこる“スマートドラッグ”の蔓延を防ぐミッションをこなしていくが―。予告編は、エドアルド・レオとルイジ・ロ・カーショが列車上で繰り広げるスタントなしの格闘シーンに加え、個性的な 10 人のインテリ教授たちの目まぐるしい会話の応酬、スピード感満載の映像となっている。「人生、こんなはずではなかった」と鬱屈した日常を生きる現代人へ贈るイタリア流・人間賛歌!不遇な天才たちの敗者復活戦がいま始まる―。

大学を追われた神経生物学者のピエトロ・ズィンニ(エドアルド・レオ)は、仲間と合法ドラッグ製造でひと儲けを企むも逮捕され服役していた。世間では新しいドラッグが蔓延し、摘発に手を焼いていたパオラ・コレッティ警部(グレタ・スカラノ)は犯罪履歴の帳消しと引き換えに彼に捜査の協力を持ちかける。かくしてピエトロは国内外ばらばらになった研究者仲間を再び結集し、事件解決のため奔走するが―。

映画『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』は2018年5月26日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国で公開!
監督・原案・脚本:シドニー・シビリア
出演:エドアルド・レオ、ルイジ・ロ・カーショ、ステファノ・フレージ、グレタ・スカラノ、ヴァレリア・ソラリーノ
配給:シンカ
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