各国の映画祭で話題を呼んだ『四月の永い夢』が5月12日(土)より全国で公開されることが決定し、予告編とポスタービジュアルが解禁された。

物質的豊かさをゴールとしない丁寧で誠実な日常が生みだす幸せと希望を、どこか“昭和的”なノスタルジーと共に伝えてくれる本作。主人公・初海の心の光と影をその透明感あるたたずまいでみずみずしく演じるのは、『かぐや姫の物語』で声の出演をし、最近では大河ドラマ「おんな城主直虎」にも出演する朝倉あき。初海に恋する朴訥で誠実な青年・志熊を体現するのは三浦貴大。監督・脚本は17歳で詩人デビューを果たし、その後独学で映画を学ぶ若き才能・中川龍太郎。

本作は、2017年6月に開催された第39回モスクワ国際映画祭において国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評家連盟特別表彰W受賞の快挙を果たし、「詩的な言葉の表現と穏やかな映像を通して人生の大事なエッセンスを伝えているプライスレスな作品」と評価された。さらに台北映画祭にも正式出品された。

今回解禁された予告編では、主人公・初海の日常がどのように変化していくのかをさらに描き、物語のロケ地である『おおかみこどもの雨と雪』の舞台となったともされる国立、立川、富山県朝日町等の日本の美しい風景も紹介されている。

“亡き恋人から届いた手紙――止まったままの私の「時」が動き出す”―3年前に恋人を亡くした27歳の滝本初海。音楽教師を辞めたままの穏やかな日常は、亡くなった彼からの手紙をきっかけに動き出す。元教え子との遭遇、染物工場で働く青年からの思いがけない告白。そして心の奥の小さな秘密。――喪失感から緩やかに解放されていく初海の日々が紡がれる。

映画『四月の永い夢』は2018年5月12日(土)より新宿武蔵野館ほか全国で順次公開!
監督・脚本:中川龍太郎
出演:朝倉あき、三浦貴大、川崎ゆり子、高橋由美子、青柳文子、森次晃嗣/志賀廣太郎、高橋惠子
配給:ギャガ・プラス
©WIT STUDIO / Tokyo New Cinema