各国の映画祭で話題を呼んだ『四月の永い夢』に各界の著名人からのコメントが到着した。

物質的豊かさをゴールとしない丁寧で誠実な日常が生みだす幸せと希望を、どこか“昭和的”なノスタルジーと共に伝えてくれる本作。主人公・初海の心の光と影をその透明感あるたたずまいでみずみずしく演じるのは、『かぐや姫の物語』で声の出演をし、最近では大河ドラマ「おんな城主直虎」にも出演する朝倉あき。初海に恋する朴訥で誠実な青年・志熊を体現するのは三浦貴大。監督・脚本は17歳で詩人デビューを果たし、その後独学で映画を学ぶ若き才能・中川龍太郎。アニメ「進撃の巨人」の制作などで知られるアニメ制作会社WIT STUDIOが実写映画に初めて製作参加。

太賀(俳優)コメント

本当の気持ちが伝わるように、素直な言葉だけを並べて書いた手紙の追伸のようでした。
大切なものを失えど、大切だという事実を抱きしめながら映画を作る人なんだと思います。
新しい季節とこの映画は、よく似合います。   

池松壮亮(俳優)コメント

中川龍太郎の映画には
今時珍しく詩がある、行間がある、情緒がある。
終わりゆく平成も捨てたもんじゃない。    

光石研(俳優)コメント

若い監督が若いスタッフ、若いキャストと迷い彷徨う映画に嫉妬する。
さぞかし楽しかっただろう!羨ましい!
そして、主演の朝倉あきさんの初々しさは、事件だ!羨ましい!   

本広克行(映画監督)コメント

映画館の大きなスクリーンで浴びるように観るべき映画だと思う。
劇場と観客の醸し出す空気に身を浸し、外界では味わうことの出来ない贅沢な時間を過ごせる、そんな風に感じられる映画です。

切通理作(批評家)コメント

流れる時間に任せて映画を体験するのもいいだろう。
だが、その監督が「どうしてもやりたかった」シーンに突入する瞬間の、
シーンと静まり返ったような研ぎ澄まされた感覚はどうだ。
その時、世界はすべてが塗り替えられる。     

石川光久(株式会社プロダクション・アイジー)コメント

悩みに答えは無いと分かっているけれど、
映画監督の仕事も人の人生も足し算でなく、引き算だと教えてくれました!

矢田部吉彦(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター)コメント

『四月の永い夢』は、心に安心と温かみをもたらしてくれる。
死者と我々の関係は穏やかなものであっていいと諭してくれるのだ。中川龍太郎監督は感情を静かに震わせる術を心得ており、その世界にヒロインが見事にマッチした。春に見るのにこれほどふさわしい作品はない。


映画『四月の永い夢』は2018年5月12日(土)より新宿武蔵野館ほか全国で順次公開!
監督・脚本:中川龍太郎
出演:朝倉あき、三浦貴大、川崎ゆり子、高橋由美子、青柳文子、森次晃嗣/志賀廣太郎、高橋惠子
配給:ギャガ・プラス
©WIT STUDIO / Tokyo New Cinema