自分を人間だと思い込む猫がアラサー女子に恋をする映画『猫は抱くもの』の予告編が解禁された。

本作は、“アイドルの夢を諦めた、妄想好きのアラサー女性”沙織と、“自分を沙織の恋人だと思い込んでいる猫”良男の関係を描いた、ちょっと不思議なハートウォーミングな物語。本作が6年ぶりの主演となる沢尻エリカは、「犬童監督の作品にはいつか出演してみたかった」と出演オファーを即決。自分をうまく表現できず思うように生きられない30代女性のもどかしさを、繊細に表現している。猫の良男の擬人化した姿を演じるのは吉沢亮。メガホンをとるのは、繊細な恋愛ドラマから歴史大作まで幅広いジャンルで演出の冴えを見せてきた犬童一心監督。

今回解禁された予告編では、6年ぶりの主演に挑んだ沢尻エリカの熱演、キュンとくる映像、そして印象的な楽曲など見どころが満載となっている。本映像で流れる楽曲は主人公の沙織(沢尻)がアイドル時代に所属していたグループ「サニーズ」の唯一のヒット曲「ロマンス交差点」。軽快な曲調の曲だが、かつて夢を追っていた沙織の心境と重なり合い劇中で重要な役割を果たす。またコムアイが歌う挿入歌「マヨイガのうた」も優しく物語に寄り添っていく。人生をこじらせた1人と1匹が見つける“自分らしく生きるすべとは?”。劇中を彩るこれらの楽曲にも注目だ。

本作の撮影中からずっと猫の良男を可愛がってきた沢尻エリカ。もともとブリーダーによって生後六か月まで育てられた良男だが、撮影終了後にはついに沢尻は引き取ったほど。名前も新たに決定し、良男の毛の色から取り、“グリグリ”(フランス語で「灰色」=「Gris」=グリ)という名前になった。沢尻は「毎日家中を走り回っていてとても元気な子です。新たな家族が増えてとても幸せな日々を過ごしています」とコメントしており、溺愛している様子がわかる。予告編での沢尻の良男に向けた愛の眼差しは本物だ。


映画『猫は抱くもの』は2018年6月23日(土)より新宿ピカデリーほか全国で公開!
監督:犬童一心
原作:大山淳子「猫は抱くもの」(キノブックス刊)
出演:沢尻エリカ、吉沢亮、峯田和伸、コムアイ/岩松了
配給:キノフィルムズ
©2018 『猫は抱くもの』製作委員会