ベルリン国際映画祭やサンダンス映画祭などで多数受賞『ゴッズ・オウン・カントリー』の予告編とポスタービジュアルが解禁された。

今年7月に開催された「第27回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」でのジャパンプレミアでは700席分のチケットが即完。上映後の反響も大変大きく、鑑賞した人たちから発せられた大絶賛の声がSNS上を飛び交い、再映のリクエストが上がり続けていた本作。

国内での配給が付かない状態であることから数人の有志が自らの手で劇場公開を目指すことを決意し、シネマート上映企画「のむらコレクション」(通称:のむコレ)の中の一本として、12月にシネマート新宿(東京)とシネマート心斎橋(大阪)で劇場公開されることとなった本作。高額な上映料や上映までにかかる経費は、すべて有志による自己負担となっており、上映回数は予算の都合でシネマート新宿が4回と、シネマート心斎橋がわずか1回のみ。また、劇場公開後は、Blu-rayやDVDが発売されたり、インターネット等での動画配信も予定されておらず、配給会社が買い付けない限り、日本の劇場で観られるのは今回で最後になる。

今回、本作の予告編が解禁された。ストーリーや、二人の感情の機微が、抑え気味ながらもひしひしと伝わってくる映像となっている。劇中で展開される二人の情熱的な愛情が溢れるシーンや、日本では予告編に当然使用されるべき主題歌(本作ではエンディングテーマ「The Days」 by Patrick Wolf)もあえて使用せずに、本作が持つ世界観を徹底的に大切にして作られた予告編ととなっている。

『ゴッズ・オウン・カントリー』劇場公開情報

シネマート上映企画 「のむらコレクション」(通称:のむコレ)の1作品として上映(※全5回の限定上映)。
 シネマート新宿(新宿区新宿3-13-3 新宿文化ビル6階)
上映日時:12月2日(日)15:35~、7日(金)18:50~、17日(月)夜、19日(水)夜
※17日と19日の上映時刻は調整中。トークイベントの開催予定あり。
 シネマート心斎橋(大阪市中央区西心斎橋1-6-14 ビッグステップビル4階)
上映日時:12月9日(日)午後
※上映時刻は調整中。

上映時刻やトークイベントの詳細などは、確定次第、 公式Twitterにて掲載される。

予告編

ストーリー

青年ジョニー(ジョシュ・オコナー)は、老いた祖母(ジェマ・ジョーンズ)と病気の父(イアン・ハート)に代わって、ヨークシャーにある牧場をひとりで管理している。孤独でやり甲斐を感じられない寂れた牧場での日々の労働を、酒と行きずりの不毛なセックスで紛らわすジョニー。ある日、季節労働者のゲオルゲ(アレック・セカレアヌ)が羊の出産シーズンに雇われる。初めは衝突する二人だったが、羊に優しく接するゲオルゲに、ジョニーは今まで感じたことのない感情を抱き、突き動かされていく―。

映画『ゴッズ・オウン・カントリー』は2018年12月2日(日)・7日(金)・17日(月)・19日(水)にシネマート新宿、12月9日(日)にシネマート心斎橋にて計5回のみ限定公開!
監督・脚本:フランシス・リー
出演:ジョシュ・オコナー、アレック・セカレアヌ、ジェマ・ジョーンズ、イアン・ハート
配給:filmott
© Dales Productions Limited/The British Film Institute 2017